認知症の母と女優を目指す娘。自分とまっすぐ向き合う母娘が織りなす人間賛歌物語『話す犬を、放す』場面写真解禁&各界著名人からの絶賛コメント到着!

認知症の母と女優を目指す娘。自分とまっすぐ向き合う母娘が織りなす人間賛歌物語『話す犬を、放す』場面写真解禁&各界著名人からの絶賛コメント到着!
提供:シネマクエスト

3月11日に公開されるのは、若手監督の登竜門で入賞を重ねてきた気鋭の女性監督・熊谷まどか商業長編映画初監督作品『話す犬を、放す』。監督自身の経験がきっかけとなり着想を得た本作。パーキンソン病のような症状や幻覚・幻視を見るという症状が出るレビー小体型認知症という病をモチーフに夢を追求するということ、介護という問題、“生きる”ということなど、母娘それぞれが抱える「あったかもしれないもう一つの人生」への葛藤を、独特のユーモアを交えながら温かく見つめ、人間賛歌へと昇華させたハートフル・コメディだ。

今回、解禁された場面写真は、レイコとレイコに映画の仕事を紹介した眞島秀和演じる学生時代の劇団仲間で人気俳優の三田、そして子どもを産んで間もない木乃江祐希演じる女性映画監督がベビーカーを押しながら現れ、公園で面接している一場面である。レイコ自身も認知症の母親を連れての面接だったので、子育てと監督業の両立をあきらめない女性監督の姿に触発されていく。

続いては、田島令子演じる母親のユキエが台所で包丁を持ち、レビー小体型認知症の症状でいつもしていたはずの料理の手順がわからなくなり、困惑の表情を浮かべている一場面である。ユキエの認知症の症状への戸惑いと不安の始まりを表している。最後は、つみきみほ演じるレイコが自身が講師を務める演技学校の元教え子が、今の俳優の成功はレイコからの教えがあったからだと語る内容をカーラジオで耳にしたことで、迷いながらもまっすぐ進んできた自身の人生を振り返り自然と笑顔がこぼれている一場面である。

また、本作へ著名人からの絶賛コメントが寄せられている。

内田春菊(漫画家・作家・俳優)…漫画「南くんの恋人」作者、映画『幕が上がる』出演
自分もならないとは限らない、という思いでいっぱいになりました。世代や状況の違う三人の女性の人生がこんなに迫ってくる作品。愛することは、関心を持つこと。熊谷監督の深い人間愛を感じます。

古厩智之さん(映画監督)…テレビ東京土曜プレミアムドラマ『銀と金』監督、『さよならみどりちゃん』監督
犬の幻を見始めて、違う現実をひとり生き始める認知症の母。「ひとはみな違う現実を生きているのだな」という世界の真実が、ユーモラスに、ときに生き生きと綴られて楽しい。しかしあの犬、耳がぴんとしててかわいいんですよね。娘にも見えればいいのに。テーブルのポットと、座ったお尻の形がそっくりで笑ってしまった。二人の隔たり、越えられない断絶が描かれるからこそ、母の秘められた人生に触れ、心が通う瞬間が胸を打ちました。母と娘って、こういうものを受け渡していくのでしょうか。

認知症の母と女優を目指す娘。自分とまっすぐ向き合う母娘が織りなす人間賛歌物語が3月11日公開!

最終更新日
2017-02-14 08:00:45
提供
シネマクエスト(引用元

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