12月3日から全国公開(11月26日、京都先行公開)の映画『古都』のポスタービジュアルと予告編が解禁された。
『古都』予告
https://youtu.be/V1_AH_haWL0
予告編は松雪泰子が演じる生き別れた双子の姉妹、千重子と苗子が母親となってからの姿から始まる。千恵子は夫・竜介(伊原剛志)と共に20年前に京都室町に先祖代々続く「佐田呉服店」を継ぎ、室町で穏やかな暮らしを守り続けている。就職活動中で一人娘の舞(橋本愛)は、一流商社の二次面接を控えていた。一方、京都のはずれの北山杉の里で夫と林業を営む苗子は、絵画の勉強のためパリに留学した娘の結衣(成海璃子)を陰ながら応援していた。
映像中盤ではそんな2人の娘が人生の「岐路」に立たされ、母と娘がそれぞれ苦悩する姿を映し出す。進路に対する意見の相違から「お母さんが気にしてるのは、この佐田の家の顔やろ!」と言い捨てる舞、そしてスランプに陥り何を描けばいいかわからないと涙する結衣。母は伝統を守り続けてきた自身の人生に思いを馳せ、娘の未来のために何をしてやれるのか――。
フジテレビ系月9ドラマ『ラヴソング』の劇中歌に抜擢されたことでも注目を集めているシンガーソングライターの新山詩織が唄うエンディング曲『糸』(作詞作曲:中島みゆき)の優しい歌声が映像を盛り立て、歌詞の世界観がぐっと心を掴む、感動的な仕上がりとなっている。