明日4日に初日を迎える映画『団地』に、著名人からコメントが寄せられた。
『団地』は藤山直美と阪本順治監督が『顔』以来、16年ぶりにタッグを組んだ注目作。阪本監督書下ろし完全オリジナル脚本の会話劇は、さまざまな人生が交差する団地という“小宇宙”を舞台に、ごく平凡な夫婦の全然普通じゃない日常を、独特のオフビートな感覚で描きだしている。
各人のコメントは次の通り。
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脱力しきっている役者の面々は映画だ! 市川崑監督作品の『おとうと』の銀落としの向こうを張って暗い! それでいて、映画のトリッキーな性能を見せてくれて、監督と編集マンの技が利いている。これが小気味いい。が難点もある。それを言うのはヤボなのでやめる。好きだね。これ!
富野由悠季(アニメーション監督)
今までのイメージだけで阪本作品を観たことのない人にこそ、直球でお勧めしたい
想定外の団地映画なのです。
佐藤大(脚本家)
とにかく人間がけったいでオモロイ。監督、よおこれだけの役者さん揃えましたなぁ。な~んて感心してると、今でもあるある、人の噂が勝手にあれよあれよと転がっていく驚きの展開にびっくりポン!」
桂雀々(落語家)
無理のない団地の世界とあからさまな笑いにすっかり引き込まれ阪本監督は巧妙な調剤師かマジシャンか もういっぺん観たいわ!
風吹ジュン(女優)
斜め上、ずーっと斜め上! 16年ぶりのタッグは変幻自在のやりたい放題でした。
上田誠(ヨーロッパ企画)
何とも言いようのない面白さ。見たことない感じの映画。で、どっさり感動もらいました。
YO-KING(ミュージシャン)
藤山直美と岸部一徳。最強の夫婦によるウルトラ団地型コメディー! なんだろう、この奇妙ななつかしさは?
泉麻人(コラムニスト)
※順不同。敬称略