『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』のマイケル・ムーア監督による最新作『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』(原題:Where To Invade Next)が、5月に日本公開されることが決定した。
これまでの侵略戦争の結果、全く良くならない国・アメリカ合衆国。米国防総省の幹部らは悩んだ挙句、ある人物に相談する。それは、“政府の天敵”である映画監督のマイケル・ムーアであった。幹部らの切実な話を聞き、ムーア氏は国防総省に代わって自らが“侵略者”となり、世界各国へ出撃することを提案。そして空母ロナルド・レーガンに搭乗し、大西洋を越えて一路ヨーロッパを目指すのだった。侵略する先々で、【あるモノ】を略奪するために――。
超過激なアポなし突撃取材と歯に衣着せぬ物言いで、社会問題を独自の視点で一刀両断してきたムーア氏。待望の最新作ではこれまで一貫して批判してきたはずの権力の片棒を担ぎ、アメリカの “侵略”政策に参加してしまう。ムーア氏に課せられたミッションは、侵略する国に存在する【あるモノ】を根こそぎ略奪し、アメリカに持ち帰ること。なぜムーア氏は“侵略者”となったのか?【あるモノ】とは何なのか? そして、ムーア氏の真の目的とは?