『虹蛇と眠る女』主演のベテラン俳優2人が、ニコール・キッドマンの魅力と撮影秘話を語る

『虹蛇と眠る女』主演のベテラン俳優2人が、ニコール・キッドマンの魅力と撮影秘話を語る
提供:シネマクエスト

2月27日公開の映画『虹蛇と眠る女』に出演しているジョゼフ・ファインズとヒューゴ・ウィーヴィングが、主演のニコール・キッドマンの魅力と撮影時のエピソードを語った。

ファインズは、気温50℃を超える暑さにさらされた砂漠地帯での撮影について「冷房のきいた車から出た瞬間、熱と乾燥した空気が体力を奪い、1時間も経てば熱中症にかかって激しい頭痛が起こる。でも、この過酷な経験があってこそ、作品やキャラクターに厚みを与えることができたんだ」と振り返る。
「巨大な砂嵐に襲われるシーンでは、トラック何台分もの砂が用意され、全員が頭から足の先まで砂にまみれたハードな撮影だった。本物の砂を空中に撒くと、息ができずに危険なので、特殊な砂を混ぜたんだ。大きな送風機を使って、町中をすっかり砂だらけにしてしまったんだよ」

キッドマンとの共演について、ウィーヴィングは「彼女のことは昔から知っていて、共演できたのは嬉しかった。普段の彼女はなんというか、存在感があって、人を拒まず慎ましやかだ。僕は彼女のそういった所が好きだし、感心している」と語り、夫役を演じたファインズは「僕はニコール・キッドマンの大ファンで、熱烈な崇拝者なんだ! 素晴らしい実績があり、才能に溢れていて、光り輝く美しさも持ちあわせている。そして彼女と共演する醍醐味は、その才能を実際に目の前にできることなんだよ」と共演できた興奮を隠さない。失踪した子供たちを追う母・キャサリンを熱演し、衝撃的な全裸シーンにも挑んだニコールを評して「彼女は勇気を持って果敢に、自らの中にある深みへと踏み込んでいった。その素晴らしい瞬間を共有できて幸せだったよ」と最上級の賛辞を贈った。

今作のテーマについては「オーストラリアの聖地と呼ばれる場所に行くと、その荘厳な精神性に圧倒されると同時に、決して気を許すことのできない恐ろしさを感じる。物事には陰と陽、美しさと厳しさを同時に含んでいて、そうしたことが物語の底流になっている」(ファインズ)「秘密や嘘に関しての物語でもあるし、家族、そして人と人との触れ合い方に関する映画でもある。みんな、誰でも容易に共感できるテーマなんだ」(ウィーヴィング)と語った。

また、アイルランドから撮影に参加したファインズは「ニコールとヒューゴの2人の偉大な俳優から多くを学んで、おまけにコアラやカンガルーも見られるなんて、オーストラリアでの経験は素晴らしいことばかりだっだよ!」とお茶目な発言で、インタビューを締めくくった。

最終更新日
2016-02-22 11:51:31
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シネマクエスト(引用元

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