「この映画で少しでも気持ちが明るくなってくれれば」『つむぐもの』主演の石倉三郎らが介護イベントに出席

「この映画で少しでも気持ちが明るくなってくれれば」『つむぐもの』主演の石倉三郎らが介護イベントに出席
提供:シネマクエスト

映画『つむぐもの』に出演する石倉三郎、吉岡里帆と犬童一利監督が、22日に開催された「第5回介護甲子園」にゲストとして登場、囲み取材に応じた。

「介護甲子園」は約2000人の介護職員が一堂に会する、日本介護協会主催のイベント。2011年11月27日に第1回大会が開催され、毎年、選ばれた5事業所が決勝でプレゼンテーションを行い、最優秀賞を決定している。今年は過去最多の2771事業所がエントリーしていた。

映画『つむぐもの』では、主演の石倉が介護される身となる和紙職人役を、吉岡はその和紙職人の介護を担当する介護福祉役を演じている。

3名の主なコメントは次の通り。
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石倉:介護甲子園を拝見して、皆さん、パワーがありますね。感動しました! 元気でいるってことは大事ですなあ。今までは介護っていうと暗いイメージでいたんですが、私も身近に介護をしている人間がいて、これは大変な、真剣に考えていかなけばいけない問題というのが身をもってわかりました。

暗い気持ちじゃ介護なんてできないから、元気いっぱいにやっていきたいよね。この映画で、少しでも気持ちが明るくなってくれればいいですね。

左敬真日本介護協会理事長:ありがとうございます! 運営委員もみんな介護職員ですしみんなで頑張っています。これからも、「介護から日本を元気にする!」というメッセージを広げていきたいですね。

吉岡:私は映画の撮影前に、介護現場に行ってみたら、皆さんパワフルで元気がみなぎっていて、私が(介護の仕事を)教えていただいた方は「私が元気でないと周りが元気になれないでしょ」って仰っていて、若いのにとてもしっかりしているんですね。

私の友達も介護職に就いていて、話を聞くと「楽しい」「おじいちゃん、おばあちゃんたちが優しい」「とても勉強になる」って言っていました。現場の若い方々が頑張って、元気に明るくやっているんだっていうことを、もっともっと同世代に知ってほしいですね。

石倉:(映画初主演について)今回が初主演映画、ということについては別になんとも思わなかったです。初主演で感動するには、ちょっと歳をとりすぎた、長くやりすぎたかな(笑)。座長は大変ですね。やっぱり目に見えないプレッシャーがあるんですよね。それでも、現場が明るくて元気だったから、楽しい感じでできましたね。

(『つむぐもの』で介護される身となる職人役について)とにかく明日は我が身だなと。ものすごく臨場感がありました。役でやっているのか、本当になったのかわからない、もうそれぐらい熱中して演じました。撮影を終えて宿に戻った時に、やっぱり考えさせられましたね。私自身、これから嫁と2人でどうやってやっていこうかなと、そういうことを思いましたね。

犬童監督:映画『つむぐもの』で石倉さんにオファーしたのは、主人公の剛生という和紙職人は、誰の手も借りずに生きていく、孤高の人なんですね。その感じを背中で語れる俳優さんに演じていただきたかった。僕たちスタッフ、若い製作チームの至らない部分を、石倉さんに盛り上げていただき、ケアしてもらった。映画を作る一員として、非常に勉強させていただきました。

最終更新日
2015-11-24 17:56:58
提供
シネマクエスト(引用元

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