2011年に同性婚が合法となったニューヨークを舞台に、念願の結婚式を挙げたカップルが、結婚が原因で長年安定していた生活に変化が生じていく様を描いた映画『人生は小説よりも奇なり』(原題:LOVE IS STRANGE)が、2016年3月から日本で公開されることが決定した。
同作品は、保険・年金・不動産の問題、そして社会からの差別や肩身の狭い居候生活に押しつぶされそうになりながらも、2人の優しく、強い愛情が少しずつ周囲の人たちを変えていく過程を『あぁ、結婚生活』のアイラ・サックス監督が丁寧に紡いだ大人の悲喜劇。映画評論家による映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で、94%(Flesh)の高評価を獲得している。
主人公である画家のベン役には『愛と追憶の日々』のジョン・リスゴー、そのパートナーの音楽家・ジョージ役に『スパイダーマン2』のアルフレッド・モリーナ、さらにベンの親戚の女流小説家には『いとこのビニー』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたマリサ・トメイと、名優たちの共演は大きな見どころの一つ。
また、マンハッタンのクラシックなアパートメントや、ブルックリンの屋上から見る景色といった随所に登場するニューヨークの街並みや、劇中に使用されるショパン、ベートーベン、ヘンリク・ヴィエニャフスキといったクラシックの名曲の数々にも注目したい。