ニコール・キッドマンの最新主演作『虹蛇と眠る女』(原題:Strangerland)が、2016年2月に日本で公開されることが決定した。1990年『ニコール・キッドマンの恋愛天国』(日本未公開)以来、ニコールにとっては25年ぶりの母国・オーストラリア映画への主演となる。新進女性監督キム・ファラントがメガホンを取り、今年1月に行われたサンダンス映画祭コンペティション部門でプレミア上映を果たしていた。
物語は、砂漠地帯の小さな街に越してきた一家の子供たちの失踪事件に、先住民族アボリジニの間で語り継がれる神話“虹蛇の伝説”の謎が絡む、神秘的でエモーショナルな心理サスペンス。脚本に惚れ込みオーストラリア未開の地に乗り込んだニコールが、わが子の失踪に立ち向かうヒロインを心身ともに剥き出しの演技で体現し、衝撃的なヌードシーンを披露したことで大きな話題をさらった。
共演は『恋におちたシェイクスピア』『ヘラクレス』のジョセフ・ファインズと、『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるヒューゴ・ウィーヴィング。また、ファッションブランド「Miu Miu(ミュウミュウ)」の2015年秋冬キャンペーンモデルに抜擢された新星女優、マディソン・ブラウンがニコールの娘役でスクリーンデビューを飾り、注目を浴びている。
ニコールは本作への出演について「私はオーストラリア映画のサポーターなの。故郷に帰って、この業界で仕事を始めたばかりの人たちと映画が作れるのは大変名誉なこと。オーストラリアのスタッフにはパワーがあって、やる気があるし、能力があるし、とっても情熱的で、オーストラリアで映画を作るのは大好き。ここは私のホーム、出身地であり、ベースなのよ」とコメントしている。