日時:10月24日(土)13:05~13:35
会場:新宿バルト9
登壇者:福山潤(島村ジョー/009)、浅沼晋太郎(不動明/デビルマン)、M・A・O(フランソワーズ・アルヌール/003)、日野聡(飛鳥了)、川越淳監督、永井豪氏(デビルマン原作者)
『サイボーグ009VSデビルマン』の舞台挨拶がイベントが24日、都内の劇場で行われた。イベントには声優の福山潤(島村ジョー/009)、浅沼晋太郎(不動明/デビルマン)、日野聡(飛鳥了)、M・A・O(フランソワーズ・アルヌール/003)と川越淳監督、そしてデビルマンの原作者である永井豪氏が出席した。
出席者のイベントでのコメントは次の通り。
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■福山潤
1話目の収録から約1年経って、その分自分たちの中で期待を膨らませていたので、今日という日を迎えられて本当に嬉しいです。自分の中で今回の作品における島村ジョー像というものを作らせていただいて、思い描いたものを出していきたいっていうのがありました。この作品の持つ熱量というものを実際に完成したものを見たときに改めて感じて、多くの方にこれから観ていただきたいです。こういった夢のような企画が実現したという奇跡を、奇跡で終わらせないように、この作品もみなさんで一緒に盛り上げてください。
■浅沼晋太郎
永井先生の石ノ森先生のアシスタント時代の話を伺って、敵討ちになるように、もう少し作品の中でジョーをぶん殴ったほうが良かったのかなと。これだけ世界にも認知度の高い作品の主人公ということでプレッシャーがないわけではなかったのですが、監督が不動明として選んでくれたということを信じ、監督の描くデビルマンに命を吹き込もうと思いました。別の作者の方で、しかも日本人なら誰でも知っているキャラクターのコラボレーションっていうのはなかなかなく、それに関わらせていただけたのは光栄であり、幸せです。
海の向こうの映画が「これが映画だ!」というのなら、こちらは「これがアニメだ!」と言えるくらい盛り上がっていけたらと思います。
■日野聡
飛鳥了の持つ設定の中のちょっと謎めいた部分を残せたらいいなと、セリフの端々にそういった感じを入れようと思っていたので、それが伝わっていたら嬉しいです。日本を代表するビッグタイトルの奇跡のコラボに参加させていただいたということは一生の宝です。そして、また自分にとって大切な役に巡りあうことができました。この衝撃の作品が世界に届いたらよいなと思います。
■M・A・O
自分の持っているすべてのものをアフレコに注ぎ込ませていただきました。フランソワーズはやさしく包み込むようなイメージがあるんですけど、自分にはそういう母性がないので、そこをいかに出せるかということを気をつけました。今回の作品の一員として携わらせていただくことができ、たくさんの人に観ていただき、お話しすることができたのは本当に幸せです。
■永井氏
期待に違わぬ傑作ができたので本当に嬉しいです。もっとやっつけてほしかったっていうのはあったのですが。デビルマンがジョーを掴んだ時は「やっちまえ!」って思いました。歴代のデビルマン、飛鳥了役者に引けをとらない演技でした。こういうエピソードを本当は石ノ森先生は書いていたんじゃないかなぁと思わされました。
■川越監督
もし次回作があったら、不動明と飛鳥了の関係性を掘り下げていきたいと思います(笑)。