提供:キネマ旬報
放送20周年を迎えたバラエティ番組『逃走中』を映画化した「逃走中 THE MOVIE」。1月8日(水)にリリースされるBlu-ray&DVDのスペシャル・エディションでは、メインキャストの川西拓実、木全翔也、金城碧海(以上JO1)、佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥(以上FANTASTICS)によるオーディオ・コメンタリーが楽しめる。その内容および収録を終えたメンバーのコメントが公開された。
映画冒頭のHIKAKINがワイルドハンターに消滅させられるシーンでは、「CGじゃなくて本当にやりましたからね」とジョークを飛ばす中島に「すごいな」と木全が返し、メンバーは笑い合う。
学生時代の陸上競技シーンの撮影日はとにかく寒く、“セミの声を聞くと暖かく感じるから”との理由で瀬口がスマホでセミの鳴き声を流していた、というエピソードも。「病は気からって言うから」と自信満々の瀬口に、佐藤は「病ではないから」と突っ込む。
いよいよ劇中で〈逃走中〉がスタートし、久保田かずのぶ(とろサーモン)やハリー杉山ら多数のゲストが登場すると、金城は「人が多くて、みんなサポーターをつけてるじゃないですか。後ろのほうの人を見ると、マスクで代用しているんですよ」と裏話を披露する。
黒スーツ×サングラスのハンターが大量放出されると、木全が「シンプルかつインパクトに残るビジュアルを最初に考えた人がすごい」と感嘆。すると中島は「20年前、俺も思ってたからな」と、自分も同様に思いついていたことを真面目なトーンで語り出す。佐藤に「4歳のときに?」と問い詰められるも、「被っただけ」と持論を貫徹。
「もし自分がデスゲームに参加して、最後まで残ったら、世界を救うための“リセットボタン”と“賞金ボタン”のどちらを押す?」という究極の問いで沸く一幕も。佐藤、川西らが「リセット」を選ぶ一方で、「迷いなくお金を押しますね」と答える者も現れる……。
「演じてみたい他のキャラクター」の発表では、木全と瀬口でカメーリア役(内田慈)の取り合いになり、「オーディションしますか?」とヒートアップ。大和も人気を集めるが、大和役だった川西が演じてみたいのは「カイ(川原瑛都)」とのこと。メンバーはその理由に納得しつつ、川原との思い出を語る。
さらに佐藤は「両親が2人で映画館へ行ってくれた」と明かし、来場者プレゼントのスペシャルカードでどのキャラクターを引き当てたか、などプライベートトークを展開。その他、リレーシーンでのバトンパス秘話、生贄ゲームの裏側、一番しんどかったシーンなどが紹介され、瀬口演じる西園寺陸の口グセ「マジか!」「マジで!」をカウントするオリジナルゲームで盛り上がる。
オーディオ・コメンタリーの収録を終え、川西は「こうやって6人で観たのは初めてだったので、すごく楽しかったですね」と笑顔。6人での本編撮影が2日間だけだったこともあり、佐藤は「今日初めて聞いた話もたくさんあったので、いち視聴者としても楽しめました」と充実感を滲ませる。
普段から映画を観ながら喋るのが好きだという木全は「みんなで映画を楽しく観られただけで本当に幸せです」としみじみ。中島は「みんなでボケツッコミができるのもこの6人ならではなので、仲の良さが見せられたかなと思います」と満足げだ。
瀬口は「みんなからそのシーンの意味やメッセージを聞いて、3回、4回って、さらに見たいなと思いましたし、シンプルに『逃走中』の迫力がすごくて、やっぱり面白いなと思いました」と映画に太鼓判を押す。金城も「たくさんのキャストの方を含め、大きな規模で上映できたことを誇りに思います」と改めて感謝した。
Blu-ray&DVDの見どころとして「メイキング映像」を挙げた佐藤は、「カメラマンの方が、本読みやリハーサル、本当に全部の現場に帯同してくれて。ときにはカメラを渡されて『みなさんだけの空間をみなさんで撮ってください』みたいなこともあったので、ここでしか見られない豪華な映像になっていると思います!」とアピール。金城も「翔也が撮る直前までふざけている場面とか(笑)、NGシーンも入っていると思うので、僕自身、観るのが楽しみですね」と声を弾ませる。
川西は「何回でも観られるのがBlu-ray&DVDの魅力。劇中で『逃走中』が始まる直前のシーンには、1回観ただけではわからないくらい、有名な方がたくさんいらっしゃるんです。コメンタリーを聞いて何度も観れば、ほかにもいろいろな面白さに気づけると思う」と楽しみ方を提案。
木全は「みんなが素で喋っている感じを楽しんでいただけると思います」とコメンタリーを総括し、「個人的に、嫌な役を演じている人の“素の姿”を見るとほっこりするタイプなので、ぜひ別の姿を楽しんでいただけたら」と、ギャップへの注目を促す。
中島は「僕らのセリフもそうだし、カイくんの言葉にも人の糧になるような名言がたくさんあるので、疲れたときや不安なときに『この言葉が好きだな』と思うシーンを見返すのもいいなと。元気をもらえるシーンがいくつもあるのは、すごく素敵なことだなと思いますね」とにっこり。
最後に瀬口が「Blu-ray&DVDになるということは、一生この地球上に残るということなので、歴代の子どもたちにずっと見続けてもらって、みんなのヒーローになっていけたらいいなって。だから、みなさんのお子さんにも、ぜひバトンのように渡し続けていただけたらと思います!」と呼びかけると、全員から「お~っ!」と拍手が上がった。
Blu-ray&DVDスペシャル・エディションには、オーディオ・コメンタリーのほかにメイキング映像、イベント映像、キャラクターPV集なども収録。ぜひ満喫したい。
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