杉田雷麟と寛一郎が共演したマタギの物語「プロミスト・ランド」、新場面写真・イラスト・著名人コメント到着

杉田雷麟と寛一郎が共演したマタギの物語「プロミスト・ランド」、新場面写真・イラスト・著名人コメント到着1
杉田雷麟と寛一郎が共演したマタギの物語「プロミスト・ランド」、新場面写真・イラスト・著名人コメント到着2

提供:キネマ旬報

飯嶋和一の第40回小説現代新人賞受賞作を、杉田雷麟と寛一郎の主演で映画化。マタギの伝統を受け継ぐ若者二人が禁じられた熊狩りに挑む物語を、新鋭・飯島将史監督が描いた「プロミスト・ランド」が、6月29日(土)よりユーロスペースほか全国で順次公開される。
主人公がマタギの神事〈ケボカイの儀式〉を行う姿を捉えた新場面写真、漫画『クマ撃ちの女』の作者・安島薮太による描き下ろしイラスト、著名人のコメントが到着した。

〈ケボカイの儀式〉のシーン 安島薮太のイラスト

〈コメント〉
安島薮太(漫画家 「クマ撃ちの女」作者)
若い猟師が無様で不格好にノタノタと、延々と続く木立の中を淡々と歩く。
そこにフワッと息を飲むような美しい風景が浮かび上がる。
名残惜しいが先に進む。
寒空の下獲物を待つ。ただ静かに待ち続ける。しんどく、退屈だ。
ある瞬間獲物が目前に現れる。
今までの退屈が嘘のように興奮が体にみなぎり始める。
この感じ…
「この映画は現実だ!」そう思いました。
生々しいにも程がある。
石川直樹(写真家)
狩猟でも登山でも、一度山に入るとその大半は黙々とした歩行である。
でも、そのとき人は、ずっと静かな熱を帯びている。
本作にはそんな緊張感を伴う静かな炎が途切れることなく漂っていた。
河﨑秋子(作家 第170回直木賞受賞「ともぐい」)
禁猟令が出ていても、年長者に咎められても、若者二人が敢えて『熊を撃(ぶ)つ』。
雪山を歩む足音や勢子としての咆哮、そして無音の眼差しによってこそ雄弁に語る姿に圧倒された。
彼らが得たものは人間の秤では量ることができず、きっと熊の血の色をしている。
丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)
山を守り自然と付き合う術を知る人々。彼らの存在はむしろ自然の側に近い。
だからこそ生まれる葛藤や苦悩は我々がどのように自然と付き合っていくべきかを否応なく考えさせる。
千松信也(猟師・作家)
猟というと獲物と直接向き合う緊迫したシーンが想起されがちだが、実際はひたすら獲物を求め山を歩き、痕跡を探り、思索・葛藤することに99%の時間が費やされる。
この映画ではそんな“当たり前”の営みが懇切丁寧に描かれている。
猟師の立場としては、とてもしっくりくる作品だった。
永沢碧衣(絵画作家)
大地全てを包み込んだ白雪を、マタギは慎重に踏みしめる。ひとつの足音が、遠くのどこかで雪崩を引き起こさないように。上手に、密やかに、生き残り続ける。
だが、つい願ってしまうのだ。焦燥感に駆られた彼らが飲み込んだ、澄みきった青さや熱く滴る赤との出会い。
山からの授かりものとの大切な繋がりを、無かったことにしたくはないと。
飯嶋和一(原作者)
山岳の神々に捧げられた映像詩
飯島将史監督の肉声は、殊に原作にはない「ケボカイ」の儀式から伝わった。ケボカイは、マタギが獲物を解体する時に行なわれる。ほふった熊の頭部を川下に向けて置き、剥いだ毛皮を数人が持ち上げて、持ったまま頭の皮を尻に、臀部の皮を頭部へと回し、体の肉に覆い被せる。熊の霊が天にのぼり、再び獲物となって現われるのを山の神々に祈念する儀礼である。マタギにとって深山の狩場は霊場であり、樹木や獲物となる鳥獣にも神が宿る。この映画には、明治時代以降、我々が進んで失ってきた自然への畏敬と共生への願いがこめられている。

Story
マタギの伝統を受け継ぐ東北の山間の町。高校を出て親の仕事を手伝う20歳の信行(杉田雷麟)は、閉鎖的な土地を嫌いながらも、流されるままに日々を送っていた。
そんなある日、役所から届いたのは、今年の熊狩りを禁じる通達だった。違反すれば密猟とみなされ、マタギとして生きる道を閉ざされてしまう。
皆が落胆しながら決定に従う中、信行の兄貴分の礼二郎(寛一郎)だけは頑なに拒み続ける。後日、礼二郎に呼び出された信行は、二人だけで熊狩りに挑む秘密の計画を打ち明けられ……。

「プロミスト・ランド」
出演:杉田雷麟、寛一郎、三浦誠己、占部房子、渋川清彦、小林薫
脚本・監督:飯島将史
原作:飯嶋和一「プロミスト・ランド」(小学館文庫「汝ふたたび故郷へ帰れず」収載)
製作:FANTASIA Inc.、YOIHI PROJECT
制作プロダクション:ACCA、スタジオブルー
配給:マジックアワー、リトルモア
©︎飯嶋和一/小学館/FANTASIA
公式サイト:www.promisedland-movie.jp

最終更新日
2024-05-29 13:25:54
提供
キネマ旬報(引用元

広告を非表示にするには