連続バラバラ殺人の犯人である死刑囚、“品川ピエロ”こと品川真珠。彼女を訪ねた元ヤンキーの児童相談所職員・夏目アラタは、事件の真相を探るべく《獄中結婚》を申し出る--。『医龍-Team Medical Dragon-』で知られる乃木坂太郎の同名ベストセラーコミックを、柳楽優弥と黒島結菜の共演で堤幸彦監督により映画化した獄中サスペンス「夏目アラタの結婚」が、9月6日(金)より全国公開。ティザービジュアルと特報映像が到着した。
特報映像は声優・緒方恵美のナレーションで映画を紹介。ガタガタの歯並びで不敵に笑う真珠(黒島結菜)と、翻弄されていくアラタ(柳楽優弥)--両者の駆け引き、そして予期せぬ結末から目が離せない。
〈コメント〉
柳楽優弥
脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました。
現場では堤幸彦監督を筆頭に「いい作品にしたい」という高揚感を常に保ちながら、毎日撮影に集中することができました。アラタが対峙することになる真珠は、狂気と底知れない怖さをあわせ持つ連続殺人事件の容疑者であり死刑囚です。黒島さんが魅力的に、そしてとてもかっこよく演じられていたので、一緒にお芝居をするのがとても楽しかったです。
この作品は「もしかしたらありえるかもしれない…」という、ファンタジーとリアリティのギリギリのラインを攻めているところが個人的にはすごく面白いなと感じています。
アラタと真珠がどんな結末を迎えるのか。是非ご期待ください。
黒島結菜
私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全く掴みどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが…笑
原作にある不気味さや怖さをしっかりと表現するために、特徴的な真珠の歯はマウスピースを作りました。何度も試作し、納得できるものができたと思います。ぜひ注目してみてください。
柳楽さんとの共演はとても久しぶりでした。拘置所でのアクリル板越しのシーンや法廷でのシーンが多く、リアルな距離感のお芝居は少なかったですが、目がとても印象的なので、対面したときに吸い込まれてしまわないよう必死でした。柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。たのしかったです!
一言では言い表せない映画になりました。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!
堤幸彦監督
原作はミステリアスでスリリング、先が読めないストーリー性にグイグイと魅かれたのですが、それ以上にアラタと真珠の厭世的だけど強烈に愛を求めている姿に痺れました。
映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました。
柳楽氏はすっかり大人になっているのですが、少年のギラリとした視線を保ち続けていて安心しました。
そして、アラタの巻き込まれながらも目覚めた心情、それへの葛藤や裏腹な切なさを演じ切るとい
う難役をきっちりこなしてくれました。
黒島さんは一言「ヤバい」です!見たことない彼女です。
ぜひ見てください!
乃木坂太郎(原作)
柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました!
「夏目アラタの結婚」
原作:乃木坂太郎「夏目アラタの結婚」(小学館ビッグコミックスペリオール刊)
監督:堤幸彦
出演:柳楽優弥、黒島結菜
配給:ワーナー・ブラザース映画
©乃木坂太郎/小学館 ©2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会
公式サイト:natsume-movie.jp