『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』に次いで興収チャート初登場2位のスマッシュ・ヒットを記録したサバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』が9月26日(金)より全国公開。
究極の悪夢というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と、彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバル・スリラー。アメリカでは今年2月に『教皇選挙』や『ノスフェラトゥ』を大ヒットさせたフォーカス・フィーチャーズの配給で公開されると、『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』に次いで興収チャート初登場2位のスマッシュ・ヒットを記録した、まさに今年のダークホースともいうべき注目作。
本作の主人公は深海で命がけのミッションに挑む3人の “飽和潜水士”。面倒見のいいベテラン潜水士ダンカン役を『ゾンビランド』や『ヴェノム』のウディ・ハレルソン、ぶっきらぼうだがプロ意識の強いデイヴ役をMCU新作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への出演を控えるシム・リウ、若手潜水士のクリス役をフローレンス・ピューとの交際で話題の若手俳優フィン・コールがそれぞれ演じている。監督はこれまでBBCやナショナル ジオグラフィックで活躍してきたドキュメンタリー作家のアレックス・パーキンソンが務め、2012年に起こった潜水事故の信じがたい実話を、『ゼロ・グラビティ』を彷彿とさせると圧倒的な没入感と壮大なスケールで描き出した。
このたび、主演を務めたウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コールのインタビュー映像が到着。劇中で演じた役と同じく、若手、中堅、ベテラン、3人の俳優が和気あいあいと映画の舞台裏を語る、息ぴったりの3ショットインタビューとなっている。
インタビューではそれぞれ一問ずつ質問が投げかけられた。まず最初に本作への出演の経緯について聞かれたウディ・ハレルソンは、2023年の主演作『チャンピオンズ』のプロデューサー、ポール・ブルックスから『ラスト・ブレス』の原作を勧められたことがきっかけだと語る。原作は同じくアレックス・パーキンソン監督による同名のドキュメンタリーで、世界的に高い評価を受けてきた作品。ドキュメンタリーを観て、そのあまりの衝撃に「脚本も読まず、出演を決めた」ことを明かしたハレルソンだが、隣に座るシム・リウとフィン・コールからは、「彼はまだ脚本を読んでないよ」といじられる始末。ハレルソンは2人とはかなり年齢差があるが、現場ではハレルソンが積極的にユーモアを交え話しかけていたようで、2人の父親のような存在となっていたそう。インタビュー映像からも3人の関係性の良さがうかがえる。
次の質問は、撮影前のトレーニングについて中堅のシム・リウに投げかけられた。シム・リウとフィン・コールは、スタント無しで実際に水中に潜りながら撮影する必要があったため、撮影前に3~4週間かけて毎日潜水のトレーニングを受けたようで、そのときの経験について「これまでのキャリアの中で最も印象的な経験だった」と熱弁。さらに、ダイビングインストラクターはジェームズ・キャメロン監督の『アビス』や『アバター』シリーズへの参加で知られるジョン・ガーランドが務めていることも明かした。大作映画を支えてきたプロフェッショナルによって本物のダイバーと同じように訓練され、本作の深海描写は「現実に限りなく近い映像になっている」と語り、それは「俳優として、とてもやりがいがあることだった」と振り返った。
最後の質問は、それぞれが演じた役の本人と会ったときのことについて。本作の撮影現場には、ダンカン・オールコック、デイヴ・ユアサ、クリス・レモンズという本作の主人公たちのモデルとなった3人の飽和潜水士が訪れ、役者たちと意見を交わしたそう。そのときのことについて、クリスを演じたフィン・コールは「間違いなく演技の糧になった」と語る。特にクリスは深海にひとり取り残されるという、誰もが経験したことのない体験をしている人物だ。そのため、フィン・コールにとって脚本に書かれていないクリス自身の人生経験を聞くことは、何よりも重要なアプローチだったようで、クリスとの会話は「映画の完成度にも影響している」と語っている。本作は迫力満点の深海描写だけでなく、登場人物たちのリアリティにも注目。
映画『ラスト・ブレス』は9月26日(金)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー!
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(C)LB 2023 Limited 配給:キノフィルムズ
