A24製作最新作『テレビの中に入りたい』オープニング映像初公開!キモ可愛いモンスター”ら新場面写真6点も解禁

A24製作最新作『テレビの中に入りたい』オープニング映像初公開!キモ可愛いモンスター”ら新場面写真6点も解禁1
A24製作最新作『テレビの中に入りたい』オープニング映像初公開!キモ可愛いモンスター”ら新場面写真6点も解禁2

第74回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品のA24製作映画『テレビの中に入りたい』(原題:I saw the TV glow)が、9月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

この度、象徴的なビジュアル、90年代テレビ番組を思わせるブラウン管的質感に至るまで
もうひとつの“現実”として強い存在感を放つ謎めいた深夜のテレビ番組「ピンク・オペーク」のオープニング映像が遂に解禁!本作が俳優デビューとなる「スネイル・メイル」のヴォーカルとギターを務めるリンジー・ジョーダンの姿も!
さらに番組に登場するキモ可愛いモンスターや、“月の男ミスター・憂鬱(メランコリー)”の怪しげな姿も捉えた<場面写真6点>を一挙解禁!!

主人公たち2人が夢中になるテレビ番組「ピンク・オペーク」とは…?
孤独なティーンエージャー・オーウェンが、孤高の雰囲気を身にまとう同じ学校の2学年上の少女マディと出会った時、彼女が熱心に読んでいたのが毎週土曜日の22時半から放送されているテレビ番組、“P.O”こと「ピンク・オペーク」のオフィシャルブックだった。
「ピンク・オペーク」は、主人公となる2人の少女・イザベルとタラが、敵であるミスター・憂鬱(メランコリー)の遣わす怪物たちと毎週戦うヒーローものの番組で、月の男“ミスター・憂鬱(メランコリー)”が郡の各地に送り込むモンスターと戦うのが使命なのだと彼女たちは知るが、邪悪な彼は現実の支配を目論み、”真夜中の国“という監獄を作りイザベルとタラを閉じ込めようとする。
ダークかつポップな世界観で“憂鬱”を蹴飛ばしてくれるこの番組にオーウェンとマディは夢中になり、次第に番組の登場人物と自分たちを重ね合わせ「ピンク・オペーク」はマディにとって“現実”以上にリアルな世界であり、オーウェンにとってはその扉を開く鍵となる…。

オーウェンとマディの鏡合わせ的な存在であり、自由や解放のシンボルとなるイザベルとタラを演じるのは、インディーズ映画でブレイクし次世代の実力派として注目されるヘレナ・ハワード(イザベル役)と、人気ミュージシャンのリンジー・ジョーダン(タラ役)。「スネイル・メイル」のヴォーカルとギターを務めるジョーダンは、90年代のオルタナティヴ・サウンドを彷彿させる音楽で支持を集めるインディロック界のカリスマであり、本作が記念すべき俳優デビューとなる。その表現力は音楽シーンにとどまらない存在感を放っており、またスネイル・メイルとして、スマッシング・パンプキンズの名曲「Tonight, Tonight」のカヴァーも劇中に提供している。

マディ役のジャック・ヘヴンは、「ヘレナとリンジーはすばらしくて、すごく面白い。2人は90年代のテレビ番組の雰囲気をとらえて、とても誠実に演じた」と語っており、イザベル役のハワードは自身の役について「イザベルは大胆だけど自分のパワーを恐れてもいる。タラとは深く結びついていて、自分の身に起こるすべてをどう受け入れたらいいのか完全には分かってない。でもそれがオーウェンに通じる部分よ。イザベルはオーウェンでオーウェンはイザベルなの」と話し、タラ役のリンジー・ジョーダンも「番組を見てる子供たちにとってタラは象徴的な存在で、マディのヒーローよ。マディは彼女みたいになりたいと思ってる」と語っている。

また劇中の『ピンク・オペーク』の映像も本作と同じく35mmで撮影されているが、ポストプロダクションでVHSとベータマックスに変換するなど、多層的なメディア加工を経て再構築された映像は、夢と現実、映画とテレビの狭間のように感じられる独特の質感を作り出している。さらに『テレビの中に入りたい』と「ピンク・オペーク」両方の世界で極めて重要なもう1つの要素が、イザベルとタラが毎週、力を合わせて倒すモンスターたち。オーウェンとタラの世界に異なる方法で現れ、「バフィー~恋する十字架~」や「X-ファイル」などの番組で普及し始めたコンセプトは、“今週のモンスター”がシリーズの包括的な物語と、“極悪な存在”にフォーカスしながらエピソードのつなぎとして機能するということで、「ピンク・オペーク」の場合、“極悪な存在”は邪悪な月の男ミスター・メランコリーだ。
「ピンク・オペーク」と今週のモンスターのビジュアルやトーンの美しさは、映画の中で時間の経過と共に変化しており、シェーンブルン監督は「登場するモンスターたちそれぞれに異なる“レベル”や意味合いを持たせたかったんです。若い頃の曖昧な記憶や、不安定な感情が混濁した主人公たちといった、“信頼できない語り手”たちがこの映画を動かしています。12歳の時に郊外の地下室で見れば、テレビ番組は最高にクールなものに思えますが、中年になり抑圧されていてソファに横たわって見ると魔法は完全に失われてしまうと感じます。観客は提示されるメディアとの関係を問うべきです」と語る。

そしてこの度解禁されたオープニング映像は、マディから一緒に“P.O”(ピンク・オペーク)を観ようと自宅の地下室に誘われ、友人の家に泊まると親に嘘をついて家を出た少年オーウェンが、マディの家に入るやいなやブラウン管が放つピンク色の光に誘われ、引きつけられるようにテレビへと近づいていく印象的なシーンから始まる。テレビからは「タラと私は精神でつながる親友」「サマーキャンプで出会い古代からの絆に気づいた」というイザベラの語りが聞こえ、真剣な面持ちで番組を食い入るように見るマディの姿、そして「郡と郡の端に住んでるけど、協力して悪の勢力と戦ってる」「私たちは“ピンク・オペーク」というイザベルの語りに続いてギターの音がカッコよく鳴り響き、森の中を不安そうに歩く注目の若手俳優ヘレナ・ハワード演じる主人公のイザベル、そして強い眼差しで何かを決意するかのように上を見上げる本作が俳優デビューとなる「スネイル・メイル」のヴォーカル兼ギターのリンジー・ジョーダン演じるタラ、二人が手を繋ぎ頭をつけながら首元にピンクの同じマークが光り輝くカットにタイトルの『THE PiNK OPAQUE』の文字が印象的に入り、ブラウン管的質感に至るまで 90年代テレビ番組を思わせるエッジのきいたこだわり抜かれた印象的なオープニング映像となっている。

さらに新しく解禁となる6点の場面写真では、オーウェンが母親と訪れた大統領選挙の投票所となっている学校で、ひとりぼっちで本を読んでいたマディの姿、その時夢中になって読んでいた「ピンク・オペーク」のオフィシャルブックのカバービジュアルも捉えられており、表紙にはイザベルとタラの姿、「エピソードガイド」と書かれた文字も確認できる。さらに「ピンク・オペーク」の番組の中での、イザベルとタラの2人が下を向き頭をつける印象的なシーンにピンク色のタイトルロゴがのったオープニングカットや、誰かの首に謎のピンクのオバケのようなキャラクターを描くカット、またキモ可愛いモンスターが、お皿に乗せた何かを愛おしそうに見つめるカットや、さらにはスマッシング・パンプキンズのミュージックビデオやアートワークにも影響を与えたジョルジュ・メリエスの古典SF映画『月世界旅行』(1902)からの影響が窺えるビジュアルの夜空に映る怪しげな“月の男ミスター・憂鬱(メランコリー)”が、グラウンドに立つオーウェンとマディを見下ろす幻想的なシーンなどが写し出されている。

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最終更新日
2025-08-08 12:00:00
提供
映画の時間編集部

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