坂口健太郎、渡辺謙が魂の演技で魅せる、心震えるヒューマンミステリーが誕生!光と闇の先にある真実とはー 衝撃の結末が待ち受ける!
とある山中で発見された身元不明の白骨死体。事件の唯一の手がかりは、死体とともに発見された高価な将棋の駒だ。その駒の謎を追う刑事たちは、とんでもない事実に突き当たる。この世に7組しか現存しないその貴重な駒の持ち主は、プロ将棋界に彗星のごとく現れ、一躍時の人として世間を騒がせている異色の若手棋士、上条桂介だったのだ。
やがて上条をめぐる捜査線上には<賭け将棋>で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶(ルビ:とうみょう しげよし)の存在が浮かび上がる。東明と上条のあいだにいったい何があったのかー。そして明らかになる上条桂介の壮絶な過去とはー? 生きる意味を問いかける、心震えるヒューマンミステリーの幕があがるー!
突如将棋界に現れた異色の天才棋士、上条桂介役には坂口健太郎。賭け将棋の世界で圧倒的な実力を持ち、上条桂介に大きな影響を与える男、東明重慶役に渡辺謙。二人の出会いは光をもたらすのか、闇への入り口なのかー。日本を代表する俳優ふたりが魂を削りあう壮絶な演技を、衝撃の結末へと観る者を誘う。
原作は『孤狼の血』『朽ちないサクラ』など、常に己の信じるもののために闘い続ける人間を描いてきた柚月裕子。将棋の世界を背景にしながらも、将棋を知らない読者も多く惹きつけ、2018 年本屋大賞第2位となった作品。柚月は執筆にあたり<光と影><人間の業><人生を生き切る>という3つのテーマを根底に据えた、という。2017 年にこの小説に出会い、「人生の光と影を描いた重厚な人間ドラマ」にほれ込み、原作者も絶賛する脚本を書き上げたのは熊澤尚人監督。『君に届け』(10)『ユリゴコロ』(17)『隣人 X』(23)など、繊細な感情の揺れを丁寧に描き、幅広く評価される恋愛映画・ヒューマンドラマを数多く手がけてきた熊澤が、自ら書き上げた脚本でメガホンを執った。想像を絶する過酷な過去を乗り越える主人公・桂介を演じた坂口健太郎については「その過程の葛藤や心情を惚れ惚れするぐらい丁寧に表現してくれました。(渡辺謙演じる)東明と魂と魂をぶつけ合うシーンは見ものです。男の色気に満ち溢れた、今まで見たことのない坂口さんの新たな代表作が誕生したのではないかと感じています」と絶賛。さらに「賭け将棋で生計を立てる真剣師として伝説的な強さだった東明を、渡辺さんが演じてくれたおかげで、脚本をはるかに超える作品に仕上げてくださいました」と渡辺謙への最高の賛辞を贈る。
現場で火花を散らした俳優二人は「相手の役を考えた上で自分の芝居をする。現場でいろんな会話をして試しながら、桂介と東明という二つの役を、二つの関係性を(渡辺謙さんと)一緒に作り上げていった感覚がありました」と坂口。「将棋界を描きながら、深い業を背負った男の生き様に心奪われました」と語る渡辺も、「坂口君は、真っ直ぐです」「彼の演じる桂介も様々な困難な生い立ちの中、懸命に真っ直ぐに生きていきます。それは坂口君自身が悩み苦しむのに似ています。おそらく、今作で彼の違う一面が見られる事でしょう」と述べている。人は、何をもって“生きている”といえるのか。苦しみと、葛藤のなかからみつけた一筋の光―。だがその出会いは光なのか、闇なのかー。生き方に迷うすべての人に贈る、慟哭と感動のヒューマン・ミステリーの誕生である。
魂の演技がぶつかりあう、超特報映像、ティザービジュアル公開!
決然とした表情で歩く主人公・上条桂介(坂口健太郎)の姿から始まる超特報映像。警察車両が<事件>の発覚を伝え、<将棋の駒>、<新人王戦トーナメント>の会場風景が、その事件と将棋界との関わりを示唆する。その後に続く「命を張った真剣勝負、見たくねえのか」と暗闇から挑発する男・東明重慶(渡辺謙)の姿。血の付いた手、受け入れがたい感情に揺さぶられる上条の姿が続く。画面は一転し、「僕は、生きたいんだ」という上条の声に重なる、寒さに震える少年の姿。上条と、東明のあいだに、いったいなにがあったのか。一面に咲き誇る向日葵が意味するものとはーー。 <宿命>という重みをもった言葉にふさわしい、壮大で濃密なドラマがいま始まる!
あわせて公開されたティザービジュアルも、一面の向日葵の中で行くべき道を見つめる上条桂介と、我が道を行く東明重慶の姿を配置。このふたりの出会いから壮大な物語が始まる期待と予感に満ちたビジュアルとなっている。
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『盤上の向日葵』10月31日(金)全国公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
(c)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会