細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』(著者:清水茜、講談社「月刊少年シリウス」所載)。シリーズ史上初となる?人間の世界?もあわせて描き、日本を代表する超豪華キャスト×スタッフ陣によって実写映画化!人間の体の中を舞台に繰り広げられる<世界最小の物語>を、日本映画最大のスケールで描く映画『はたらく細胞』。この冬、いちばんのエンタメ超大作が12月13日(金)に全国公開。
この度、公開を直前に控えた 12 月 4 日(水)に【『はたらく細胞』細胞大集合プレミア】を実施。当日は赤血球を演じる永野芽郁、白血球(好中球)を演じる佐藤健の主演の2人に加えて、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、新納慎也、小沢真珠、Fukase、本作のメガホンを取った武内英樹監督が登壇!
■映画『はたらく細胞』細胞大集合プレミアレッドカーペットイベント
この日のために作られた特設ステージに登壇したのは、豪華キャスト陣と武内監督の総勢 15 名。ステージに全員が集結すると、会場からは割れんばかりの歓声が。続いて赤血球をイメージさせるレッドカーペットに降り立つと、イベント観覧に当選した幸運な400 名のファンたちに、笑顔でサインなどのファンサービスを行った。
トークセッションでは、主人公の一人・赤血球を演じた永野芽郁は、「本当に心強いキャストの皆さんが集まってくださって、今日こうやってみんなで並べて、どこを見ても素晴らしい方々がいてくださって、ついに公開が迫ってきたなと思っております!」、もう一人の主人公・白血球を演じた佐藤健は、「ワクワクしますね。皆さんの気持ちが伝わって本当にうれしいです!」と大熱狂の観客たちに笑顔を向けた。自身が演じた役について問われると、永野は「私が何をしていても、健さん演じる白血球さんが守ってくれるので、守られるっていいなと思いました」と語り、これには会場中から「フ~♪」と甘い歓声が上がり、佐藤も「守り甲斐がありました」と応えていた。
劇中で健康な女子高生・日胡と不健康な父・茂という親子を演じている芦田愛菜と阿部サダヲ。芦田は久々の親子共演となった阿部について「久しぶりに一緒にお芝居をさせていただいてすごく安心感がありました。映画には親子の絆を描く部分も出てくるので、阿部さんにお芝居をたくさん引き出していただきました」と尊敬の念を込めてコメント。対する阿部は、「どうですか、大人になったでしょう」と得意気に返しつつ、「頼もしかったですよ。僕たちは細胞ではなく人間のパートを演じましたが、すごく丁寧に楽しく撮影させていただきました」と充実の撮影を振り返った。
強力な殺傷能力を持つ免疫細胞であるキラーT 細胞を演じた山本耕史は、「完成した映画を観て、体内と外とでまるで違い世界観になっていて、同時に違う映画を観ているような感覚すらあって、新しいなと思いました」、同じく“武闘派”ながら一匹狼タイプの NK 細胞を演じた仲里依紗は、「お腹が出ている衣装だったので、体も絞らないといけないしアクションもやらないといけないしで、この役は本当に忙しかったです!でもアクション経験のある山本さんが近くにいてくださったので心強かったです」と、さまざまなチャレンジを行った役であることを明かした。
優しい笑顔でたくさんの役割をこなす細胞・マクロファージを演じた松本若菜は、「マクロファージはふわっとしたスカートを履いて大きな鉈を振るうような役だったので、普段使わない筋肉を使いながら、ワイヤーアクションもさせていただいて楽しかったです」と語り、佐藤から「“極道の妻”みたいな、めっちゃかっこいい瞬間がありましたよ」と絶賛される一幕も。芦田演じる日胡の健全な体内に比べ、阿部演じる不摂生にもほどがある父・茂の“ブラック”な体内の細胞を演じた、板垣李光人と加藤諒。新米赤血球役の板垣は、「茂さんの体内はなかなか過酷なものがあって、屈強な男性陣が演じる細胞たちに押しつぶされそうになるシーンがあるんですけど、リアルな苦悶の表情を撮っていただいて、一生忘れられない撮影になりました!」、先輩赤血球役の加藤は「肛門のシーン、過酷でした!経験したことないようなアクションシーンを撮っている感じでした。完成した映画を観たら、『僕たちあそこにいたんだ』と思いました...!」と、二人揃って劇中屈指の“笑撃”シーンの思い出を語った。
日胡の憧れの先輩・武田新を演じた加藤清史郎は、「僕たちの撮影は過酷とはかけ離れていて(笑)、阿部さんと愛菜ちゃんの親子がとても素敵で、あたたかい気持ちになりながら撮影できたと思います。細胞の世界から見たら僕たちも“はたらく人間”ということで、がんばりました!」とコメント。対する芦田は「清史郎君は『僕はさわやかな先輩にならないといけないから』とおっしゃっていましたが、すごくさわやかでした!」と共演者として太鼓判を押した。
原作でも人気が高い“血小板”を演じたマイカピュは、「撮影現場で佐藤さんが小さい血小板の子を肩車してくれたり、永野さんは一緒に写真を撮ってくれたり、すごくやさしかったです!」と笑顔を見せ、これには共演者や会場の観客もメロメロに!
ビジュアルインパクト抜群の化膿レンサ球菌を演じた新納慎也と、黄色ブドウ球菌を演じた小沢真珠。ド派手なメイクと衣装が印象的な細菌たちは、仕上がりまでは 3 時間ほどかかるそう。新納は「本当に自由に演じさせていただいて、武内監督に『まだ撮影が始まったばかりだから、あんまり激しく演じると小沢真珠ちゃんや片岡愛之助さんが大変になっちゃうのでちょっとおさえてください』と言われるほど、自由にやりました!」、小沢は「悪役はたくさんやらせていただいているのですが菌の役は初めてだったので、こんなにテンションを挙げないといけないんだと(笑)。現場でもテンションを上げてやらせていただきましたが楽しかったです!」と、二人ともハイテンションで演じ切ったことを明かした。
佐藤演じる白血球との激しいバトルシーンも見どころの、細胞たち最強の敵を演じる Fukase は、「自慢じゃないですけど、僕結構普段は割とノロノロしているんですが、この映画では人生史上最速で動きました」と自信を見せた。佐藤が「めちゃくちゃ速く動いてましたよ、強敵でした」と語ると、Fukase が思わず「いやあ」と照れた様子を見せ、佐藤が「照れんなよ!照れてんの?」と追撃したところ Fukase が「照れてねえよ!」と返す、仲睦まじいやり取りも。二人のバトルの行方はぜひスクリーンで目撃してほしい!
また、本作が 11 月 7 日にサンディエゴ国際映画祭ワールドプレミアを行い大盛況となった話題に及ぶと、武内監督は「阿部さん演じる茂がトイレ我慢するシーンで、アメリカのお客さんたちが 10 分ぐらい笑っていましたね」とまさかのリアクションを受けたことをコメント。「最後はみなさん涙して帰って行ったので、世界の人々にも理解してもらえるんだなと手ごたえを感じました!」と自信を見せた。
続いて公開を待ち望むファンに、W 主演の永野、佐藤からメッセージが。永野は、「一人でも多くの人々に楽しんで観ていただきたい映画になったなあと思います。体は世界共通で皆さんが持っているものなので、共感したり、自分を大切にしようと思ったり、体についても考えられる映画になっているので、ぜひ劇場でご覧ください!」、佐藤は「笑って泣けてタメになる、そして観終わった後少しだけ昨日より自分の体のことを愛おしく思える映画です。大切な人をつれて、劇場にお越しください」と力強くコメントした。
■映画『はたらく細胞』細胞大集合プレミア舞台挨拶
続いて行われた完成披露試写会の舞台挨拶では、メガホンを取った武内監督が、「この素晴らしい原作を作ってくださった清水茜先生に、この映画を撮らせていただいた感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございます!」と感謝の意を述べた。永野は「たくさんの方々が力を合わせて本当に面白く楽しい映画ができました。私自身もすごく好きになって、もう一回観たいなとも思っています」、佐藤は「豪華でしょ?豪華でちょっと変なメンバーでしょ?この『はたらく細胞』チームの一員になれたことをすごく嬉しく思っています」と語り大きな拍手を浴びていた。
芦田は、「私は原作にはない人間役ということで、どんなふうに皆さんに受け取っていただけるのかというのが不安なところもりました。でも私が人間の部分を演じることで、細胞さんたちが活動しているときに人間の体内ではでこうなっているんだというのを、自分に置き換えて、観てくださる皆さんに考えやすくなっていただければいいなという思いで、演じさせていただきました」と役への熱い思いをコメント。
山本は、「細胞を演じることになるとは思っていなかったんですが、やればやるほどこんなふうに戦っている細胞がいるんだなとグッと来たりして。僕の体の中でも皆さんの体の中でも、今でも細胞たちが働き続けているんだなと教えてくれる映画になっています」、仲は「激しいアクションがあってトレーニングを頑張ったのでぜひその成果を見てください!素晴らしい作品になっているし、早く息子に見せたい気持ちでいっぱいです!」と力強く語った。
松本「台本読ませていただいた時は“はてな”がいっぱいだったんですけども完成した映画を観て、この映画のスケールの大きさというのをあらためて感じて、この作品に携われて本当に嬉しいなと思いました。この映画を通じて、皆さんんもご自身の体がに愛おしくなるんじゃないかなと思っておりますので、そう感じていただけると幸いです」と笑顔でコメントした。板垣は、「細胞たちが自分の体の中にいるんだなとすごく自分の体のことが愛おしくなって、この映画を観て初めて人間ドッグに行きました!自分とも向き合えるし、誰かのことも大切に思えるような映画になっているんじゃないかと思います」と、本作をきっかけに初めての体験をしたことを告白。加藤諒は、「僕武内監督の作品にいくつか出演させていただいてるんですけど、毎回ひどい目にあっています(笑)。その中でも今回がいっちばん大変な目にあいました!ぜひ映画館でそれを目撃してほしいなと思います!」と心からの叫びに会場も大爆笑!
加藤清史郎は、「完成した映画を観たら、僕が演じた人間パートとはまったく別の体内世界が広がっていました。二つの世界を同時に楽しめるのが面白いですよね。それが確実につながっていて、切っても切り離せない体と人間の私生活にというものを強く感じて、その世界観をようやくお届けできることをとても光栄に思っております」としみじみ語った。マイカピュは「この映画は、人間の外側と内側の両方のことが勉強できるので、とても面白い映画です!」と一生懸命コメントし、新納は「僕が演じた化膿レンサ球菌役の正解がいまだにわかってません!でもやっとみなさんに観ていただけるようになって、みなさんがその芝居で正解だよと言ってくれれば、正解にたどり着けたんだと思います。正解をぜひ皆さんで出してください!」と力説し会場を沸かせた。小沢は「『はたらく細胞』はアニメも見ていてファンだったので、そんな作品に関われて本当に光栄です。映画では、本当にアニメから飛び出してきたのかと思うぐらい皆さんそのままで、それにもすごく感動しましたし、アニメにはない人間パートも本当に感動的なお話なので、早く皆さんに見ていただきたいです」と、アニメファンの目線からも本作を絶賛した。Fukase は「なぜか悪役しかオファーが来ないんですけど(笑)、今回も悪役です。でもこの映画はただの悪役というわけじゃないので、そこがうまく表現できていればと思います」と期待を込めた。阿部は「一足先に親子試写会でこの映画を観ていただいて、すごく評判がよかったんです。幅広い方に観ていただける映画ができたなと思います!」と自信をのぞかせた。
撮影現場での裏話の話題になると、佐藤は自身が演じた白血球の“白塗りメイク”について言及。「撮影の時がちょうど花粉の時期で。鼻をかむたびに、白塗りがちょっとはげちゃうんですよ。でも、白血球もシーンによってそのときの感情や状況によって白が変わっても良いか、と開き直りました。全シーン、僕の白がどの白なのかに注目していただけると嬉しいです!」と語り会場を笑わせた。
永野は、佐藤、山本、仲と撮影の待機中に起きた、“鳥”にまつわる騒動についてコメント。「部屋に鳥さんが飛び込んできて、どうやったら部屋から出せるかみんなで調べて、最終的にスマホのライトをつけて誘導しようとしたら、ライブ会場みたいになっちゃって(笑)。一致団結して鳥さんの救出劇、印象的でしたね!」と、抜群のチームワークを感じさせるエピソードを披露。
芦田は加藤清史郎演じる武田先輩と水族館でイルカショーを見るシーンを挙げ、「思った以上に水が飛んできて、カッパを着ていたのにダッフルコートが絞れるぐらい濡れたんです。本当に楽しくて、その時はドーパミン全開だったと思います!」と笑顔に。これに対し佐藤が、「デートでは濡れたほうがいいらしいですよ、私調べですけど」と突然コメントし、「『はたらく細胞』では 4DX 上映もあって、濡れる演出もあるので、デートにおすすめです!」と主演の一人らしく推薦していた。
阿部は、演じる茂がトイレを我慢するシーンを挙げ、「ずっとトラックの中で我慢してたので、どこまで我慢できるんだろうと...。会場の皆さんは我慢してませんか?意外と細胞たち、肛門括約筋たちが助けてくれますよ!」と会場に呼びかけ笑いを誘っていた。そんな茂の肛門で大変な目にあう新米赤血球を演じた板垣は、「本当にせき止めるのは大変なんです!」、先輩赤血球役の加藤は「我慢って、こんなに細胞が頑張ってるっていうことなんだ...っていうくらい、僕たちは肛門括約筋たちに挟まれていました。不摂生ってこんなに細胞をいじめてしまうんだなと思いなおすぐらい、色々大変な目にあいました!」と、二人して“ブラック”な体内環境の過酷さを訴えた。Fukase は佐藤とのバトルシーンを挙げ、「健君が手加減しなくていいと、もっと来いというわけですよ。敵役として『死んじゃえ!』みたいな気持ちでぶつかって、役者ってこういう感じなのかなと思いました」と、佐藤との共演で得た手応えについてコメント。
舞台挨拶の最後には、永野が「この映画を観て、皆さんが自分の体を大切にしながら年末年始を過ごしてくださったら嬉しいです!」とコメント。佐藤は「あらためて、王道のエンターテインメントというものはやっぱりいいんだなとすごく思い知りました。個人的には、子供たちが喜んで笑ってくれたらいいなと思います。こういう映画が生まれたことが嬉しいし、携われたことが非常に光栄だし、こう映画がヒットしてほしいなと思います。ぜひ皆さんのお力をおかしください!」と語り、拍手喝さい!大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。
12 月 13 日(金)の全国公開まで多方面に向けて盛り上がりを見せ、ますます目の離せない映画『はたらく細胞』。笑って泣けて、タメになる!この冬、日本映画史上最大のスケールで描く世界最“小”の物語を、劇場でぜひご覧ください。
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配給:ワーナー・ブラザース映画