ジャンポール・ゴルチエの自伝的ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」の舞台裏を追ったドキュメンタリー映画『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』が 9 月 29 日(金)より日本公開。
9月16日は、ロッシ・デ・パルマの誕生日!! ロッシ・デ・パルマは『キカ』や『パラレル・マザーズ』など、名匠ペドロ・アルモドバル監督作品の常連俳優として知られ、個性的かつ強烈なキャラクターを得意とする俳優だ。また、ファッションモデルとしても活躍しており、ジャンポール・ゴルチエの最後のプレタポルテ(高級既製服)のモデルも務めている。そんな彼女の誕生日を記念して、映画『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』より、ロッシ・デ・パルマが先生役を演じたゴルチエの少年時代を再現したシーンが解禁となった。
『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』は、世界的ファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエを追ったドキュメンタリー。ゴルチエが自ら企画・脚本・演出を手掛けたランウェイ・ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」の舞台裏を映し出す。同舞台は、2018 年のパリ公演を皮切りに、本年では東京・大阪でも上演、全世界で 35 万人を動員した大人気公演。本作はその熱狂のステージの裏側に 2 年間カメラが密着して作られた。
このたび解禁となった本編映像は、舞台「ファッション・フリーク・ショー」でも使用された舞台映像の撮影現場をとらえたワンシーン。撮影では、ゴルチエの幼少期の記憶が再現されている。映像は、少年時代のゴルチエが授業中に絵を描いていたことを先生に見咎められるシーンの撮影から始まる。先生役を演じるのはロッシ・デ・パルマ。大袈裟に抑揚をつけた声とコミカルな動きで子供たちを叱る強烈な役柄だ。怒っている先生とは対照的に、ゴルチエの絵を見たクラスメイトたちは、「上手だ!上手だ!」と大騒ぎ。ゴルチエは「僕は好かれたかった」と振り返り、学校では仲間外れで嫌われていると傷ついていたが「絵を描いて」と頼まれるようになったことで、「好きになってもらえたと感じた」と語る。また、「絵が自信をくれた。絵があったから好きになってもらえた」と、幼少期の体験がファッションデザイナーとしての原点だったことを明かしている。
また、本作の公開を記念して、ゴルチエに関連する作品の中から『バッド・エデュケーション』と『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』の2作をヒューマントラストシネマ渋谷にて9月 22 日(金)より 1 週間日替わりで上映する“『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』公開記念 ファッションムービーウィーク”の開催が決定した。ゴルチエが衣装を手掛けたペドロ・アルモドバル監督『バッド・エデュケーション』、ゴルチエのアシスタントをしていたマルタン・マルジェラのドキュメンタリー『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』の 2 作品が上映予定。
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