アカデミー賞ノミネート(脚本賞)監督、北欧の新たなる鬼才エスキル・フォクトの最新作にして、世界の映画賞を総なめにしたサイキック・スリラー『イノセンツ』を 7 月 28 日(金)新宿ピカデリーほかにて全国公開!
この度、アカデミー賞ノミネート(脚本賞)監督、北欧の新たなる鬼才エスキル・フォクトの最新作にして、世界の映画賞を総なめにしたサイキック・スリラー『イノセンツ』を7月28日(金)新宿ピカデリーほかにて全国公開!
その特殊な能力は、とどまるところを知らずにふくれ上がり過激になっていくー。
解禁された予告は、両親と重い自閉症でまったく言葉を話せない姉アナとともに緑豊かな郊外の団地に引っ越してきた9歳の少女イーダに、同じ団地の別棟に住むベンが「いいもの見たい?」と声を掛けるところから始まる。無邪気に森の中で遊び始めるベンとイーダ。ベンがイーダが構えた木の棒の方に向けて力を込めると、真っ二つに木が折れ、二人は大興奮する。実はベンは心の中で念じただけで、小石などの物体を動かすことができる特殊な能力を持っていたのだ。その魔法のような力に驚いたイーダは、たちまちベンと親しくなり、大人たちの目が届かないところで、サイキック・パワーのテストを繰り返していく。しかし、他人を自在に操れるようになったベンのネガティヴな想念が暴走し、もはやとどまるところを知らずにふくれ上がり過激になっていくー。「やめてママ!」と怯えるアイシャ、突如吠え出す犬。指に抵抗し曲がる水。額から血を流す女性。ガラスを手で握り滴る血。倒れ込む少女。これらは一体、何を表すのかー。遊びだった時間は次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となり、<衝撃の夏休み>が始まるのだった。
日本版ビジュアルは、ヨアキム・トリアー監督作『わたしは最悪。』も手がけたアートディレクターの石井勇一が担当。重力に反し、逆さまになった少年少女が住む団地とブランコの前に、仰向けでブランコに乗る少女の姿が不穏に佇む。重力がぐちゃぐちゃになった世界に、ところどころ半転した「大人には、秘密。」の文字が、一筋縄ではいかない空気をさらに駆り立てている。
----------------------------
© 2021 MER FILM, ZENTROPA SWEDEN, SNOWGLOBE, BUFO, LOGICAL PICTURES ©Mer Film