演劇界の最先端をひた走る劇作家・根本宗子の「映像化不可能」とも言われた傑作舞台「もっと超越した所へ。」を自ら映画脚本にし、クズ男を引き寄せてしまう 4 人の女性の恋愛模様と、彼女たちの意地とパワーが引き起こすミラクルを痛快に描いた『もっと超越した所へ。』が監督：山岸聖太、主演：前田敦子×共演：菊池風磨により映画化！10月14日（金）より全国ロードショー。
この度、前田敦子、菊池風磨、伊藤万理華、オカモトレイジ、三浦貴大、趣里、千葉雄大、根本宗子、山岸聖太監督が登壇する完成報告試写会を実施。ランウェイを颯爽と歩き、ポーズをビシッと決め登場するキャスト達。撮影以来なかなか集合する機会がなかったとのことで、主演の前田さんは「芽以ちゃんが今日いないですが、（集まれて）嬉しいです。”この人嫌だ～”とか”わかるわかるｗ”とか笑い合いながら楽しんでいただければと思います。」とコメント。
●初めてオファーが来た時の感想・脚本を読んで
前田「読む時点からワクワクしていましたが、読んだときに”こんな楽しい作品に携わらせてもらえるなら～！”って楽しみで仕方なかったです。（共演の菊池風磨について）風磨くんは結構人見知りで久しぶりに会った時に0に戻ってるんです。距離感が。この間はマイナスって言われました(笑)」
菊池「（自分の役柄について）クズ男だな～っと思いましたね。自分とはまったく逆というか、自分がクズじゃないことを主張したいわけじゃないんですけど、性格が全然違くて難しいのかなと思いましたがここまで逆だと楽しく演じることができました。台本を読んだ時の率直な感想いうと”あ、裸だ”と強く思いました(笑)」
伊藤「（稽古について）レイジくんが本格的なお芝居が初めてなので、一緒にプリクラ撮りに行こうとか公園で喋ろうとか自分から誘って…（前田・趣里「いいね～～～」前田「ちょっとね、風磨くんと公園で喋ろうは…」）」
オカモト「万理華ちゃんが元々友達でまじでよかった。すごい付き合ってもらったって感じですね。（夜の川沿いのベンチとか）マジでストリートで練習してました。」
三浦「僕は子役やってたわけではないですが、仕事なくなったらどんな感じになるんだろうなと思ってしばらく病んでました(笑)友達にはシンタローくんはいらないです！」
趣里「当時根本さんの初演を見に行っていたので、その時の衝撃がすごくて、今までで一番すごい演劇体験だったなと。映像化したときに自分が体験した言葉にできない感覚を皆さんにどうやって味わってもらうかってのを考えてました。恋愛映画のもう一歩先にどういけるか、考えてました！あとは千葉さんがとても素敵な方で…」
千葉「趣里ちゃんと初めて共演させていただいたんですが、そんな感じがしなくてずっと喋ってて。」
根本「本当に希望したキャストの皆さんがやってくれて…なかなか原作者がキャスティングまで希望を出させてもらえることが珍しいことだと思いますし、原作を大事にしてくれているなと。完全再現なのに完全オリジナルになったのが嬉しい。全員素晴らしいので、キャスティングはめちゃくちゃうまくいきました。」
監督「（皆さんの演出は）大変というわけではなかった。クズだけど嫌な人に見えなければいい、どこか可愛げがあって憎めないところが合って、そこを好きな女性陣がいて。クズを好きな女性の皆さんのことも可愛らしく見えるという見え方になればいいなと思っていました。」
●許せないクズ男アンケートの１位は？
前田「私はレイジくんの役が許せないですね。”なんで逃げんの？”って思って。根本さんは？」
根本「私は演劇で真知子の役を自分がやっていたのもあって、当時の気持ちも思い出して怜人が嫌でした。」
菊池「僕はかわいいと思いますけど、、、」
＜ここでアンケート結果＞
”チャラすぎる”
”最初から最後までなんだこいつと思った”
”考えが未熟””顔がいいだけ！”
⇒クズ男N0.1は朝井怜人に！
菊池「なんにせよ1位というのは良いことですね(笑)いや俺も正直逃げ癖のレイジくんの役が一番やばい気がしてたんですが、僕なんですね。やりきれたということかなって思ってます。顔がいいだけって言ってもらえたんで！ありがとうございます(笑)」
●超越したいものを教えて！
伊藤「運転。最近免許取って、お姉さんたち（前田・趣里）を乗せられるくらい超越したドライビングテクニックが欲しいです。」
オカモト「逆に頑張りすぎちゃうタイプなので限度を設けたい。超越という言葉を真剣に考えすぎて。。。」
三浦「実に面白い身体をしているんですよ、僕。体育大の現役時代の体を超越したいとおもっているところでございます。」
趣里「会話が広がる趣味がない。趣味のなさを超越したい…と思ったけどそしたらどうなるんですかね？何か手を出してみようかな（前田「無理だよ。」）無理かな？趣味のなさを極めたほうがいい？（前田「そうだよ。そのままが趣里のいいところだよ」）わかった！」
千葉「言葉の壁とかですかね。（前田「千葉ちゃんなら超越できそうだよね。言葉とかなくボディランゲージで」）確かに…。ねえなんかさ、人の超越をつぶしにかかってくるのやめてくれない？ｗ」
菊池「人見知りを超越したいですね。長く皆さんと一緒にいられない場合は人見知りで終わってしまうんです。皆さんが思っている以上にぼくは皆さんのことが好きです。黒川さんもいれて10人でワイワイ飲みに行きたいですね。」
前田「私は何をしたらいいかな？（根本「高校生の時から前田さんのファンなので、握手会行ってた方に映画出ていただいたので超越していただいたってことで十分です！」）ありがとうございます。これでいいですか？」
フリースタイルの前田さんに、共演者からは「これ以上超越しちゃうとどこいくの～ってなるので」「超越しきってる」「超越しないでほしいくらい」とやんややんやと言葉が飛び交い、和気藹々とした仲の良い様子が垣間見えました。
最後に、監督と前田さん。菊池さんから
監督「今日は来ていただいてありがとうございます。この映画は見てから話すのが楽しい映画。クズが出てくる映画ではありますが、嫌な感じではないと思いますし、見終わってから楽しかったなと思っていただけたら嬉しいです。」
菊池「この映画ははたから見てるとこのカップル別れたほうが良いんじゃないかなとお思うカップルが続々と登場するんですが、２人だからこそ愛せるポイントがあったりとか、２人だからこそ超越できてるものが奇跡なんだなと思います。奇跡がいっぱい詰まった映画なので楽しんでいただければと思います。」
前田「どのカップルも愛おしいんです。声を出して笑っていただけるところもあると思うので、皆で笑いながら楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。幸せなことだなと思う。色々あるけど人間としての元気がでる、恋愛って楽しいねって思っていただければ嬉しいです。楽しんで帰ってください！」
と挨拶があり、前田さん趣里さんが仲良く手を繋いで入退場したり男性陣がハートを作るなど、サービス精神旺盛なフォトセッションののち、イベントは終了しました。
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映画『もっと超越した所へ。』
10月14日（金）より TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給：ハピネットファントム・スタジオ ©2022『もっと超越した所へ。』製作委員会
