「豚に食わせておけ」プライドをかけた創作料理を罵倒され、目が点に…主人公がなじられる本編映像解禁『デリシュ!』

「豚に食わせておけ」プライドをかけた創作料理を罵倒され、目が点に…主人公がなじられる本編映像解禁『デリシュ!』

美食の国、フランス。そのフランスで初めてレストランを作った男の爽快な人間ドラマ。貴族と庶民が同じ場所で食を共にすることが考えられなかった時代から、「レストラン」は、その誕生と共に貴族も庶民も共に食事を楽しむ場となった。フランス革命と共に訪れる「食の革命」。先が見えない2022年秋、美味しくて華やかな映画が誕生する!

今回解禁されたのは、公爵の食事会に臨んだマンスロンと貴族たちのやりとりをとらえた衝撃の本編映像。
雇い主である公爵の食事会で自慢の料理を披露したマンスロン。招かれた貴族たちは料理に大満足している。「料理長に講評をしてやってくれ。待ちかねている」と公爵が声をかけると、「いいものを味わった」、「スープの艶が見事だった」、「素晴らしかった」と褒めたたえる。「月並みの言葉では足りない」、「玉虫色のきらめき、食通も唸る輝かしさ」、「もはや料理ではないバレエだ」と絶賛の声が続く。心の内にわき上がる喜びを感じるマンスロンは安堵の表情を見せる。
公爵も「お気に召して何よりだ。マンスロン、完璧だった」と満面の微笑み。「親愛なる公爵よ。我々は満足だった」という声がする中、それまで黙っていた司祭が「ところで これは何というパイかね」と一言。自慢の創作料理を「それは...“デリシュ”です」と応じるマンスロンだが、「これは興ざめだったな」と冷たく言葉が飛ぶ。権力者である司祭に気を使う公爵は「まさしく 前にも釘を刺したはずだ。言われたものだけ作れと」と慌てて取り繕う。さらに、デリシュにジャガイモが使われていることが分かると場の空気は一転する。当時のフランスでは、ジャガイモは豚のエサとして使われることが多く、まして優雅な貴族の食卓に並ぶものではなかった。
「根茎だと?我々をドイツ人だとでも?」と司祭の怒りがヒートアップし、「危険な上にまずくて見た目も醜悪だ。正直 どれも彩りに欠ける」、「どの料理も食べられはするが野暮ったい」、「それに その口ひげは?17 世紀でもあるまいに」と、さっきまで褒めていた料理に罵倒と嘲笑が飛び交う。司祭は「トリュフとジャガイモは豚に食わせておけ」と言い放つと料理を皿ごと床に投げつける。思わぬことの成り行きに目が点になったマンスロンはその場に呆然と立ちつくす。恥をかかされた公爵は「今すぐ詫びろ」と申しつけるが、誇り高き料理人は応じない。遂にはクビを宣告されてしまい、息子と実家に帰ることになるのだが...。
大きな失意を抱えたマンスロンは、いかにして世界初のレストランを開業させるのか。一発逆転、どんなことがあっても諦めない料理への情熱が胸を熱くする。この先は、是非お近くの映画館の大スクリーンで見届けて欲しい。

フランス革命前夜、自らの表現を信じた料理人が起こしたもうひとつの”美味しい“革命があった!映画『デリシュ!』は、9 月 2 日(金)より、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。

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©︎2020 NORD-OUEST FILMS―SND GROUE M6ーFRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS

最終更新日
2022-08-24 10:00:00
提供
映画の時間編集部

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