『フル・モンティ』ピーター・カッタネオ監督最新作『Military Wives(原題)』が、邦題『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』として5月20日(金)より全国公開。
歌って笑って、強くなる――
全英で話題騒然!人気TV番組でも特集された、“軍人の妻”合唱団の実話を映画化
愛する人を戦地へ送り出した軍人の妻たちが結成した、合唱団の実話から生まれた物語をクリスティン・スコット・トーマスやシャロン・ホーガンらが熱演!女性達の心情も見事に映し出す、有名ポップ・ソングの数々♪笑って泣ける、観るものをハッピーにする感動のハートフル・ストーリーが誕生!
劇中で合唱団が歌うのは、80 年代を中心とした有名ポップ・ソングの数々。曲を知っている人も知らない人も、思わず一緒に口ずさみたくなるようなメロディやリズムはもちろん、 “いつも、何度でも”支えると、遠く離れている愛する人へ愛を呼びかける「タイム・アフター・タイム」(シンディ・ローパー)や、“もう一日が欲しかった”と、愛する人との別れを寂しく囁く「オンリー・ユー」(ヤズー)など、軍人の妻たちの心情にリンクした歌詞にも注目だ。“叫べ、叫べ、すべて吐き出せ!”と拳を突き上げて「シャウト」(ティアーズ・フォー・フィアーズ)歌い、カラオケで自由に歌い踊り、緊迫した毎日の中でも笑いとユーモアを忘れない女性たちの姿には、思わず笑いながら一緒に拳を突き上げたくもなる。
また、物語のクライマックスでは、戦地の夫やパートナーとやり取りされた手紙から歌詞が作られた劇中合唱団のオリジナル曲「Thoughts From Abroad」 が感動を盛り上げる。実在の“軍人の妻”合唱団のメンバーたちの手紙から作られた楽曲「Where You Are」は、当時同じくテレビ番組から生まれたガールズ・グループ、リトル・ミックスの新曲とチャートを競い、全英 1 位を奪取するという快挙を成し遂げている。
今回解禁となったポスタービジュアルは、クリスティン・スコット・トーマス演じる主人公ケイトとシャロン・ホーガンの二人を中心とした合唱団の飛び切りの笑顔が印象的だ。中央に配されたト音記号やタイトル下の五線譜、散りばめられた音符などに明るい作風が見て取れる。また、音楽に関連するデザインの中に印象的に配されているヒマワリとヒナゲシは、劇中のやり取りに由来している。年長者であり何事にも真面目で慎重なケイトが「軍は私たちに、謙虚なヒナゲシであることを望む」とこぼすが、アクティブで強気なリサは「私たちヒマワリになってやろう」と笑顔で前を向く。ひっそりとヒナゲシのように耐えながら暮らしていた毎日の中で見つけた、“合唱”という新たな道。思いを同じくする仲間たちと共に歌う歓びを通じて自分自身を表現し成長していく女性たちの姿は、ヒマワリのように輝く。歌声によって笑顔を咲かせ、ヒマワリになっていく女性たちの姿を描く本作を象徴する花たちと言える。
「本作をご覧になって、登場人物たちと一緒に笑ったり泣いたりして、女性たちの勇気に触発され、名曲を歌っている姿で元気になってほしい」と、ピーター・カッタネオ監督も本作を見てハッピーになれることを約束する。閉塞感漂う今だからこそ見てほしい。笑い涙と感動の珠玉のアンサンブル、ついに開幕♪
<STORY>
「従順な妻路線はナシ!謙虚なヒナゲシじゃなくて、ヒマワリになってやろう」
大切な人の無事を願いながら、英軍基地に暮らす軍人の妻たち。謙虚に静かに、普段と変わらぬ生活を送ることを求められる彼女たちは、共に苦難を乗り越えるための活動として“合唱”を始めることに。熱意が空回り気味の大佐の妻ケイトと、思春期の娘に頭を悩ませるリサが中心となり、バラバラだったメンバーたちの心と歌声は次第に一つになっていく。そんな合唱団のもとに、ある日、毎年大規模に行われる戦没者追悼イベントへの招待状が届く。思いがけない大舞台に浮足立つ妻たちだったが、そこに舞い込んだのは、恐れていた最悪の知らせだった。
© MILITARY WIVES CHOIR FILM LTD 2019