子を持つ親なら誰もが直面する問題を社会派エンタテインメントの旗手である瀬々敬久監督が豪華女優陣を迎え映画化した『明日の食卓』が、5月28日(金)より公開。
主演を務めるのは、『ジーン・ワルツ』(2011年/大谷健太郎監督)以来10年ぶりの映画主演となる菅野美穂。フリーライターで二人の息子を育てる留美子役に挑み、やんちゃ盛りの息子たちを育てながら仕事復帰を目指す母親を、タフな存在感と未来への希望をうかがわせる朗らかさを滲ませながら熱演。また、シングルマザーで大阪に暮らす加奈役を高畑充希が演じ、若くして母になり、パートの仕事を掛け持ちして働きづめの毎日ながら一人息子の成長だけが生きがいの愛情深く肝のすわった母親像をリアルに体現。そして年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見なに不自由なく幸せを手に入れているように見えるあすみ役を、尾野真千子が丁寧に演じています。
子を持つ親なら誰もが直面する問題をリアルに描いた本作。実力派豪華女優陣が各々のドラマを濃密に演じ、緊迫のクライマックスへと向かわせ、観る者に共感と問題意識を喚起しながらラストには希望の光を与えてくれる、第一級のエンタテインメントが誕生しました!
この度、追加キャストとしていま様々な作品で注目を浴びる実力派女優の大島優子が本作で物語のカギを握る“第4の母”耀子(ようこ)役で出演することが解禁となりました!
大島が演じるのは、本作で物語の重要なキーとして登場する謎の女性“耀子”(ようこ)役。
2014年に公開され話題を呼んだ『紙の月』では第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞をはじめ、第39回報知映画賞助演女優賞、第36回ヨコハマ映画祭助演女優賞など多くの映画賞を受賞し、2019年に放送されたNHK連続テレビ小説『スカーレット』ではヒロインの幼なじみ役を演じてその高い演技力が絶賛されるなど、その実力と共に昨今熱い注目を浴びている大島。今年も映画『生きちゃった』やドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)でのコミカルな演技など、幅広い様々な役柄を演じ切り大きな話題を集めている大島だが、本作では耀子役をほぼノーメイクで熱演しており、初の瀬々監督作品への参加について「瀬々監督の作品に参加できる喜び、そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした」と話し、さらに本作について「三者三様で描かれた母の存在が圧巻」とコメント。いっぽう『64-ロクヨン- 前編/後編』、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などこれまで数々の名作を生みだしてきた瀬々敬久監督は本作での大島について「今回も、後半の物語のカギを握る重要な役どころです。ただ出番はほんのわずか。それでも引き受けて頂けただけで感謝でしたが、現場はもっとスゴかった。僅か数時間の撮影の中で記憶に残る名シーンを演じてくれました。ただ、もしダメだったら映画の成否に関わるような重要なシーンで
す。それを一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした」と絶賛。
菅野演じる神奈川在住の二人の息子を育てながら再び仕事復帰を目指す43歳のフリーライター・石橋留美子、大阪で暮らし、シングルマザーで愛する息子のためにコンビニやクリーニング工場の仕事を掛け持ちしながら昼夜を問わずがむしゃらに働く高畑演じる30歳の石橋加奈、そして一見幸せそうに見えるも実は様々な深い闇を抱えている尾野演じる静岡在住の36歳の専業主婦・石橋あすみ、この本作に登場する3つの石橋家と、大島演じる“耀子”が果たしてどのように交わり、衝撃の展開を見せるのか…?ぜひご注目ください!
(C)2021「明日の食卓」製作委員会