子どもの遠足の朝に大戦争!「お茶ないの?」夫の一言にイラッ『明日の食卓』本編映像解禁

子どもの遠足の朝に大戦争!「お茶ないの?」夫の一言にイラッ『明日の食卓』本編映像解禁

第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』で作家デビューし、数々の受賞歴のある椰月美智子の2016年に出版された同名小説を原作に、子を持つ親なら誰もが直面する問題を社会派エンタテインメントの旗手である瀬々敬久監督が豪華女優陣を迎え映画化した『明日の食卓』が、5月28日(金)より公開。

主演を務めるのは、『ジーン・ワルツ』(2011年/大谷健太郎監督)以来10年ぶりの映画主演となる菅野美穂。フリーライターで二人の息子を育てる留美子役に挑み、やんちゃ盛りの息子たちを育てながら仕事復帰を目指す母親を、タフな存在感と未来への希望をうかがわせる朗らかさを滲ませながら熱演。また、シングルマザーで大阪に暮らす加奈役を高畑充希が演じ、若くして母になり、パートの仕事を掛け持ちして働きづめの毎日ながら一人息子の成長だけが生きがいの愛情深く肝のすわった母親像をリアルに体現。そして年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見なに不自由なく幸せを手に入れているように見えるあすみ役を、尾野真千子が丁寧に演じています。
子を持つ親なら誰もが直面する問題をリアルに描いた本作。実力派豪華女優陣が各々のドラマを濃密に演じ、緊迫のクライマックスへと向かわせ、観る者に共感と問題意識を喚起しながらラストには希望の光を与えてくれる、第一級のエンタテインメントが誕生しました!

この度、本作より本編映像が解禁されました。解禁されたのは、菅野美穂演じるフリーライターの留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーン。
その日は2人の息子たちの遠足の日で、お弁当を急いで用意する留美子。ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい、炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする母親の日常の姿がそこにはある。そんな中、兄の悠宇は「なんで起こしてくれなかったんだよ!早くしてよ。」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分・・・”と思う中、まさかのラスボスとして夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と自分の苦労話をする。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、それも軽くあしらわれてしまう。さらには、「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し、留美子も怒りが止まらない様子。そして、弟を置いて行こうとする、長男・悠宇を必死でなだめるが…。 仕事も家庭も両立させようとする母親と、なかなか協力をしてくれない夫と子どもたち。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げられる育児の問題を象徴している。

 留美子以外の加奈、あすみの家族もそれぞれ異なる家庭での問題を抱えており、その問題に直面する母親たちの姿はたくましい。是非劇場で、ご覧ください。

(C)2021「明日の食卓」製作委員会

最終更新日
2021-05-22 13:00:00
提供
映画の時間編集部

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