フランスの輝ける至宝カトリーヌ・ドヌーヴが贈る、愛おしくもほろ苦い家族ドラマ『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』が、2021年1月8日(金)にYEBISUGARDEN CINEMA他にて全国公開となります。過激で強烈、でもどこかユーモラスなフランス流家族のめくるめく大騒動。愛するからこそ衝突する―母と娘、そして家族が織りなす人間模様は、国も世代も超え、やがて普遍的な愛の物語をつくりだす。どんな家族でも、やっぱり恋しい。個性豊かな家族が繰り広げる、愛おしくもほろ苦い人間ドラマです。
監督としても高い評価を受ける実力派女優エマニュエル・ベルコとは!?これまでエキセントリックな役柄を多く演じてきた個性派女優でありながら、監督作品が度々カンヌ国際映画祭に出品されるなど、監督としても著名なエマニュエル・ベルコ。長編初監督作品にして主演作の『なぜ彼女は愛しすぎたのか』は第54回カンヌ国際映画祭ある視点部門に、監督作品『ミス・ブルターニュの恋』が第63回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、国際的にも高い評価を得る。第68回カンヌ国際映画祭では監督作『太陽のめざめ』が女性監督として史上2度目となるカンヌ国際映画祭のオープニング上映を飾り、同年のカンヌ国際映画祭では主演作『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』で女優賞を受賞。『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』で親子役で共演しているカトリーヌ・ドヌーヴとは、監督作品『ミス・ブルターニュの恋』、『太陽のめざめ』、そして制作中の新作『De son vivant』で主演に迎え、監督と女優という立場でこれまで仕事を共にしており、大女優ドヌーブに「彼女の脚本には直す部分がひとつもない」と絶対の信頼を得ている。
そんな監督と女優、二つの顔を持ち活躍する実力派女優のエマニュエル・ベルコが出演する作品からおすすめの3作品をご紹介。
◆『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』 2017年公開
スキー事故で負傷した女性弁護士のトニー(エマニュエル・ベルコ)が、リハビリに励みながら、元夫のジョルジオ(ヴァンサン・カッセル)との出会いから結婚、別れまで10年間の思い出を振り返る。運命の再開を果たし、激しい恋に落ちた男と女の10年間に及ぶ愛の物語に、愛することとは何かを考えさせられる恋愛ドラマ。第68回カンヌ国際映画祭でエマニュエル・ベルコが女優賞を受賞、第41回セザール賞主要8部門にノミネートされた。
◆『バハールの涙』 2019年公開
捕虜となった息子を救出するため、銃を手に取り過激派組織ISと戦うことになったクルド人女性バハール(ゴルシフテ・ファラハニ)。最前線で戦うことを余儀なくされたクルド人女性バハールや、女性戦闘員たちの生き様を、女性記者の視点から描いた感動作。戦地での過酷な状況を世界に伝えるため、小さな娘と離れ、バハールたち女性戦闘員の取材を続ける、実在した片眼の戦場記者マチルドをエマニュエル・ベルコが演じている。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。
◆『ハッピー・バースデー 家族のいる時間』 2021年1月8日(金)公開
夏のある日、フランス南西部の豊かな自然に囲まれた邸宅で、母アンドレア(カトリーヌ・ドヌーヴ)の70歳の誕生日祝いが開かれようとしていた。だが行方不明だった長女クレール(エマニュエル・ベルコ)の突然の帰郷が、誕生会を大混乱へ導いていく。情緒不安定なクレールによって、思い出の家をめぐる問題や複雑な親子関係、それぞれが抱える過去や秘密が次々に暴かれ、激しく感情をぶつけあう家族。幸福なはずの一日はどんな終わりを迎えるのか…? エマニュエル・ベルコがエキセントリックなクレールの役を見事に演じ切っている。自らも役者として本作に出演しているセドリック・カーン監督は「彼女(エマニュエル・ベルコ)も監督なので私が演技する時は自分の演技を見てもらったり、彼女の意見は大変参考になりました」と明かし、撮影の準備期間には皆で『メランコリア』、『こわれゆく女』、『欲望という名の電車』など、狂気を纏った女性たちの過去の名作を皆で観て、準備万端で挑んだという。
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