「最高にカッコ良くて可愛い女性!!」門脇、水原、高良が互いの役を絶賛!第33回東京国際映画祭 舞台挨拶

「最高にカッコ良くて可愛い女性!!」門脇、水原、高良が互いの役を絶賛!第33回東京国際映画祭 舞台挨拶

都会の異なる環境を生きる二人の女性が、恋愛や結婚だけではない人生を切り拓く姿を描いた『あのこは貴族』が 2021年2月26日(金)に公開。

箱入り娘・華子役の門脇は、水原とは出演パートが別れているだけに「現場でもすれ違わなかったので、美紀(水原)のパートがどのようになっているのか想像がつきませんでした」と完成に期待して「映画として前半と後半が違うくらい、華子(門脇)は硬い画で、美紀は希子ちゃんが軽やかで伸びがある感じで、軽やかな後半パートになっています。ふっと二人が交わる瞬間に“こういう映画なのか!”とパーツが繋がった気がしました。希子ちゃんが最高にカッコ良くて可愛くて素敵でした」と絶賛した。
一方、地方から上京し、自力で生きる美紀役の水原は「いろんな葛藤を乗り越えて強く日々を送っている女性。脚本を読んだときがちょうど自分も起業をしたタイミングだったので、役柄とリンクしました」と共鳴。華子を演じた門脇については「タイトルが出てくるときの麦ちゃんの表情が魅力的で...麦ちゃんカッコいい!と思いました」と褒め返して「お互い違う世界で生きてはいるけれど、美しい部分を感じられる瞬間があって、その時間を共有できたのは嬉しい。女の子たちの映画だけれど、すべての人々が共感できる素敵な映画です」とアピールした。
華子と美紀を繋ぐ弁護士・幸一郎役の高良は「幸一郎は生まれながらにして一流のものが用意されているような人。その恵まれた環境の中での生きづらさは僕にはわかりませんでしたが、演じているうちに幸一郎の葛藤を理解しました」と徐々に役柄と共感していった様子。門脇と水原との共演には「美紀(希子)の時は心が開くというかやりやすくて、華子(門脇)の時は心が開けなくてやりづらさを感じました。演じていく中で、それぞれのキャラクターから受ける印象が違うという面白さを感じました」と華子と美紀のキャラクター違いを回想して「女性陣は可愛しい、カッコいい!」と太鼓判を押していた。
岨手監督は撮影を振り返り「皆さんそれぞれが、キャラクターも役に対するアプローチも違うので、監督として色々な人がいて色々なアプローチの中で演出しなければいけなかったのは初めてでした」と新鮮な表情。現場では「皆さんがアイデアを出してそれを受け入れて演出していくうちに、脚本上で設計したキャラクターから少しずれることもありましたが、完成形のキャラクターはそうやって出来上がっていきました。役者さんが演じることでキャラクターに命が吹き込まれたのを、ここまで実感したのは初めてです」とキャスティングに自信を持っていた。

最後に門脇は、本作を「解放される物語」と表現し「人は生きていく中でおのずと自分をカテゴライズしてしまいます。でもちょっと角度を変えたり、新しい出会いがあったりすると、自分の視界が開けたり、自分のいいところを見つけて好きになれたりすると思います。それを見つけてあげるかどうかで、人生もちょっとは良くなる。そんなテーマを持ったこの映画を観終わったときに、少しでもいいと思える自分自身が自分の中にいるかも...と思ってもらえたら嬉しいです」と観客に呼びかけて舞台挨拶は幕を閉じた。

(C)山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会

「最高にカッコ良くて可愛い女性!!」門脇、水原、高良が互いの役を絶賛!第33回東京国際映画祭 舞台挨拶3
最終更新日
2020-11-06 14:00:00
提供
映画の時間編集部

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