草彅剛「世界に羽ばたく」世界初！925秒予告編お披露目『ミッドナイトスワン』[イベントレポート]

草彅剛主演、内田英治監督オリジナル脚本映画『ミッドナイトスワン』が本年9月25日(金)に公開。トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる凪沙(草彅)と、親から愛を注がれず生きるもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部樹咲)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描く「ラブストーリー」。

この度、公開日の9月25日にちなんで、世界最長925秒予告編をお披露目！本日行われたイベントでは、草彅剛さん、服部樹咲さん、真飛聖さん、内田英治監督が登壇しました。
草彅さんは「本日一足お先にお見せする上映会がありまして、公開日ではありませんが、皆さんに観てもらえるということで、公開日と同じくらいドキドキしています。」、白鳥のような可愛らしい白のワンピースで登場した服部さんは「皆さんが自分らしく生きようとすることに自信を持てるようになったり、見終わったときに大切に思ってる人をもっと大切にしたいという暖かい気持ちになっていただけたら嬉しいです。」と、2人揃って緊張気味な挨拶で開幕。

16分近くに及ぶ予告編の公開について、司会者が聞こうとしたところ、なんと草彅さんはまだ未視聴だと暴露！「そんなに見せちゃっていいのかなと驚きました。時代ですねぇ～。世界で一番長い予告ですよね、大挑戦！」と観てないながらに思い切った予告編の長さに感心した様子。「今の時代、思い切っていかないと！羽ばたいていかないと！私たちは世界に羽ばたいていきますから！」とタイトルの『ミッドナイトスワン』にかけて会場を笑わせました。服部さんは「100秒の台詞なしの予告も今まで見たことない発想だなと思っていたんですけど、今回も世界初のやつで、出演者・スタッフさんの熱い思いが伝わったらいいなと思います。」と驚きを語り、真飛さんは「私の大好きなシーンがいっぱいだったので、ドキドキしちゃったんですけど、おなか一杯というよりはより興味がわく予告編だなと思いました。」ともっと観たくなる映像だと絶賛。
トランスジェンダーという難しい役どころを演じた草彅さんは「考えて演じるんじゃなくて、樹咲ちゃんの目を見て演じようとしたらできました。樹咲ちゃんがゼロに戻してくれ、一番無意識の状態で演技ができました。エピソード０＜ゼロ＞、草彅剛。ここから羽ばたいていく、”ミッドナイトスワン”」と、ありのままで撮影に臨んだという今回の撮影を冗談を交えつつアピール！本作で女優デビューとなる服部樹咲さんも、真飛さんもありのまま、フラットな演技を心掛けたと語りました。
製作途中にコロナ禍に遭い、大変だったと語る監督は、925秒の予告編について「本気？と思いました。最近配信やインターネット映画も増えたので、今の時代ならありじゃないかと。」と変化する時代ならではの予告だと語り、草彅さんの演技に関しては「歩き方とか仕草とか、僕の考えていた凪沙とは全然違くて、草彅さんという役者と同化して出てきた凪沙だったので、予測不可能でした！」と”草彅剛の凪沙”に感心した様子。また、凪沙と一果に感情移入するあまり泣く人が続出したという撮影現場では、感情移入する先が二分されており、派閥が発生していたとの裏話も。スタッフの愛情も溢れる素敵な現場だったと振り返りました。

本日夜の先行上映に向けて、草彅さんは「ついにこの日が来て、ドキドキワクワクしています。この作品のすばらしさに触れてくれるということが嬉しく感じますし、コロナでエンタメの世界も難しい状況だったりする中で、無事に公開できることが嬉しく思います。皆さんの一言の感想がまた次につながると思いますので、見終わった後にたくさん感想を伝えてください。」と想いを語り、監督は「コロナの影響で完成したのがついこの間で、草彅さんと初号をみたあと30分くらい語った作品がようやく先行上映ということで、出演者たちの演技を見ていただきたいです。」と締めくくり、イベントは終了しました。

映画『ミッドナイトスワン』は9月25日（金）TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー。

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