2016年、アメリカニュース放送局で視聴率NO.1 を誇る「FOXニュース」に激震が走った! クビを言い渡されたベテランキャスターのグレッチェン・カールソンが、TV 業界の帝王と崇められる同社CEOのロジャー・エイルズを告発したのだ。騒然とする局内。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、自身の成功までの過程を振り返り心中穏やかではなくなっていた。一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラ・ポスピシルは、ロジャーに直談判するための機会を得て――。
実際に起きたスキャンダルを描いた映画『スキャンダル』が2月21日より遂に日本公開。
この度、シャーリーズ・セロンのインタビュー映像を解禁。主演としてFOXニュースのトップキャスターだったメーガン・ケリーを演じながら、プロデューサーも務めた彼女は、自分の撮影がない日にも現場にいて作品の制作に力を注いだという。
そんなセロンはこの作品の重要性について「この作品に描かれているテーマが普遍的であるということを、日々、実感している。ニュースでも取り上げられて世間的にも話題になっている。こういった流れを生んだ人物にスポットを当てるのは良いことよ。」と話し、ハーヴェイ・ワインスタインのスキャンダルに触れつつ、作品で描かれているようなハラスメント問題についても「これは否定できない事実だし、もう無視できない物語よ。」と強く訴える。
さらに、FOXニュースのベテランキャスターであったグレッチェン・カールソンを演じたニコール・キッドマンについて、「ニコール・キッドマンがグレッチェン・カールソンを演じたのだけど、本当に素晴らしかったわ。努力もそうだし熱心な取り組み方も、映画をサポートしたいという情熱には感動したわ。」とその印象を明かし、「この映画を推し進めなくてはいけなかった時彼女に電話をしたの。すごく恐れながら、ニコールが企画から外れるかどうか聞いてみたの。『シャーリーズ、私はどこにも行かないわ。あなたの味方よ』と言ってくれた。彼女のような味方がいてとても心強かったわ。」と、二人の間にあったエピソードも披露している。
惜しくも第92回アカデミー賞の主演女優賞の受賞は逃したが、作品にかける並々ならぬ熱情とエネルギーは彼女の強い言葉から感じられ、この映画を観る者にそのメッセージを訴えかける。
映画『スキャンダル』は2月21日(金) TOHO シネマズ 日比谷他全国ロードショー。
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