ワンカット映像だけではないサム・メンデス監督のこだわり!勇敢な兵士たちの物語を丁寧に紡ぎ出す本編映像到着

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本年度ゴールデングローブ賞で、作品賞(ドラマ部門)&監督賞【サム・メンデス】の主要2部門を受賞、先日発表されたアカデミー賞にも10部門でノミネートされ、英国アカデミー賞では、作品賞を含む最多7冠を獲得するなど、世界の映画賞を席捲中の話題作、サム・メンデス監督作『1917 命をかけた伝令』が2月14日(金)から全国公開。
本作は、サム・メンデス監督が、若き兵士たちが困難なミッションに立ち向かう姿を臨場感たっぷりに、さらに観る人たちを物語への究極の没入感へ導き、登場人物たちの行動や心情を体感してもらうために”ワンカット映像”という画期的な撮影方法を全編に採用した。全編を途切れることなくひとつながりの映像で見せる【ワンシーン ワンカット】は、登場人物の感情や臨場感を表現する<長回し>として多くの監督がその手法を取り入れてきた。監督によると「完璧に途切れなく物語を描くために、全てにおいて秒単位まで計算されるなど緻密な調整をした。特にリハーサルについては、今までの過去のどの作品よりも時間を費やした。自身のキャリアにおいて、最もエキサイティングな仕事だった」と語っている。

この度、戦場を駆ける2人の若き兵士の、友情からなる穏やかな一場面をリアルに描いた本編映像が到着。若い伝令兵のスコフィールドとブレイクが、敵が待ち構える罠から、兄弟を含む約1600人の味方の兵士を救い出すため、危険が潜む敵陣を駆け抜け、奔走する姿が描かれていく本作。不可能とも思える過酷なミッションをより臨場感たっぷりに映し出すために、撮影にはワンカット映像という画期的な技法が取り入れられた。敵陣を駆ける2人をカメラが常に追い回す映像は、スクリーン越しにいる観客をあっという間に映画の世界へ誘い、まるで3人目の伝令兵として戦場に投げ出されたような錯覚に陥らせる。息もつけぬ展開が怒涛のように巻き起こっていくが、今回解禁された映像は、そんななか訪れる安息のひとときを切り取った本編映像だ。壮絶な戦いを物語る瓦礫の中を歩く、スコフィールドとブレイク。敵の姿が見えなくとも、ブレイクの息は上がり、スコフィールドも疲弊した様子を見せている。まだ19歳で前線に行けるならどんな任務も引き受けようと意気込むほどに前向きなブレイクは、同僚のウィルコの微笑ましいエピソードで場を和まそうとする。いくつもの戦場を経験している年上のスコフィールドは最初こそ冷たくあしらったが、天真爛漫に話し続けるブレイクの話についつい笑みを漏らしてしまう。命懸けの環境のなかでも、ふとした時に笑顔がこぼれる、そんな2人の友情からなる穏やかな一場面をワンカット映像のなかで丁寧に描き出したワンシーンとなっている。

「(当時の)兵士たちは友情や絆を深め、生涯の友となった。」と語るのは、19歳で伝令兵として戦場で活躍した祖父から聞いた話をきっかけに、本作の製作に踏み切ったというサム・メンデス監督。「だからスコフィールドとブレイクという全く違うタイプの2人が、友情を築くところを描きたかったんだ。2人は意気投合して、絆を深めるが、なぜ友だちになったのか理由は分からない。分からないままにお互い助け合っていくんだ。」と当時の兵士たちが、友情関係を築く過程を分析し、映画にもリアルに反映いったことを明かしている。

ミッションのために同行する兵を選ぶよう指示された際、その内容も知らぬまま、傍にいたスコフィールドを選んだブレイク。その後、コリン・ファ―ス演じるエリンモア将軍の元へ向かい、やっとミッションの全貌を知ることになるのだが、そんな2人が危険な状況を乗り越えて、友情や絆を育んでいく様子が、当時の兵士たちにリスペクトを捧げるサム・メンデス監督によって丁寧に描き出されていくところも本作の見どころである。ブレイクの兄弟も所属する1600人の兵士たちを2人は無事に救い出すことができるのか。驚異のワンカット映像はもちろんのこと、その凝縮されたスクリーンのなかで展開する兵士たちの勇敢な物語にもご注目。

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最終更新日
2020-02-05 14:00:00
提供
映画の時間編集部

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