5分にわたるメイキング特別映像が到着!キャスト、スタッフが舞台裏を語る『パラサイト 半地下の家族』

5分にわたるメイキング特別映像が到着!キャスト、スタッフが舞台裏を語る『パラサイト 半地下の家族』

今年のカンヌ国際映画祭で、審査員満場一致で【最高賞】パルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』(2020年1月10日(金)より全国公開)。全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という相反する2つの家族の出会いから想像を遥かに超える展開へと加速していく物語は、既に韓国動員1,000万人突破、フランス動員160万人突破、全米でもすでに今年の外国映画興行収入第一位になるなど、各国で動員記録を塗り替える爆発的な盛り上がりをみせている。オスカー前哨戦といわれるトロントやニューヨークなど各国の映画祭で絶賛&受賞を重ね、第92回アカデミー賞®での受賞も有力視されている。

予測不能な展開で、全世界を興奮の渦に巻き込んでいる『パラサイト 半地下の家族』。役者のセリフや動き、小道具、背景など画面に映る全ての要素にメッセージを込める繊細さから“ボンテール(ポン・ジュノ+ディテール)”という造語まで生まれるほどのこだわりを持つポン・ジュノ監督。そんなポン・ジュノ監督の最新作撮影の現場は、果たしてどのような現場だったのか?! 豪華キャスト、スタッフコメント満載の5分にわたるメイキング映像が到着した。パルムドール受賞作品の裏側に迫る映画ファン必見の映像となっている。

■“唸らされた”“十分に起こり得る”キャストも興奮のポン・ジュノ監督新作
映像の冒頭、本作のテーマを「共生することの難しさ。そこから生じる笑いと恐怖。悲しみの悲喜劇です」と語るポン・ジュノ監督。メイキング映像をバックに、主演のソン・ガンホが「とても精巧で、その細かさと構成力はさすがポン監督だと唸らされました」と語る。続いて貧乏一家の長男役チェ・ウシク、豪邸に住む裕福な社長夫人を演じたチョ・ヨジョンなど、キャストたちも予想を超えて展開するポン・ジュノ監督のストーリーテリングを絶賛する。「ユニークな出来事の連続かと思いきや、十分に起こり得ることかと」というコメントに、本作が世界中で高く評価されている理由が伺える。

■“ボンテール”を支える精鋭スタッフがこだわり抜いたポイントとは?
「脚本を書いた時点で人物の動線がすでに頭の中にありました」というポン・ジュノ監督の緻密な脚本を見事に映像化した立役者が、ポン・ジュノ監督とは「オクジャ/okja」(17)に続き二度目のタッグとなる美術監督イ・ハジュンと、『母なる証明』(09)、『スノーピアサー』(13)につづき3度目のタッグとなる撮影監督ホン・ギョンピョ。
ハジュンが「リアルそのものです」と語る貧乏家族の暮らす半地下の家は、古びた家財道具や地下特有のカビ臭さまでが映像から匂い立つような再現度。一方、「落ち着いた色合いと建築資材で、すっきりと清潔感のある家」であるパク社長宅は、ポン監督のこだわりに応えるために大規模なセットが組まれ、パク社長を演じたイ・ソンギュンも「圧倒されました」と当時を振り返っている。
ふたつの家族の生活の格差が現れているのは美術のみにとどまらない。ギテク一家の暮らす半地下は「日光が入らず夜は緑がかった蛍光灯」、パク一家の暮らす豪邸は「高級感を出し黄色みのある照明」と、撮影監督ギョンピョがこだわった対照的な光の演出にも注目。

■カンヌを筆頭に世界中を沸かせた俳優たちの演技
メイキングの終わりには、キャストによる役柄紹介も。ロカルノ国際映画祭でアジア人初のエクセレンスアワードを受賞したソン・ガンホは「僕が演じたギテクはまるで軟体動物のように彼特有のスタイルで状況を解釈して受け入れます」と自身の役柄を語っている。カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中で高い評価を受けているキャスト陣の役柄の解釈と、各々の演技に対する監督や共演者からのコメントは必見だ。最後に、貧乏一家の長女役パク・ソダムが本作を「見終わったあとで一杯飲みながらいろいろ語り合える映画です」と表現。「あれこれ考えてもらえたら嬉しいです」というポン・ジュノ監督のコメントで映像は締めくくられている。

ソン・ガンホが「これまでにない新しさと独創性にあふれた映画です」とアピールする、『パラサイト 半地下の家族』は、2020年1月10日(金)より全国公開となる。メイキング映像で監督、キャスト、スタッフ一丸となってこだわり抜いた舞台裏を知れば、本作をより一層深く楽しめること間違いなし!

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最終更新日
2019-12-16 13:00:00
提供
映画の時間編集部

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