この度、女納棺師という職業を軸に描かれた映画『おみおくり』が、2018年3月に劇場公開されることが決定。
原案は、永井結子著の「今日のご遺体 女納棺師という仕事」(祥伝社黄金文庫刊)。納棺師を描いた作品として記憶に残るのは、2008年に公開されアカデミー賞 外国語映画賞を受賞した『おくりびと』があるが、本作は女性の納棺師を軸に、人の「死」に触れる仕事を通して自らの心の傷をいやし、生きることへの希望を見出していく様を繊細に描きます。更に、様々な「死」の現場にあるのは悲しみだけではなく、そこには溢れんばかりの愛が存在しています。
【物語】
愛する人との悲しい過去を背負う女納棺師・満島弥生(高島礼子)。一方、子供の頃、両親を交通事故で亡くした亜衣(文音)は、フラッシュバックする事故の悪夢に苦しめられていた。ある日、知人の葬儀の場で満島弥生に出会う。遺体を修復し、きちんとお見送りができるようにしてあげる仕事をしている満島の姿が亜衣の脳裏に刻まれる。そして亜衣は、自分にきちんと向き合うため、満島に弟子入りしようと決意する。様々な「おみおくり」の現場に接しながら、亜衣は自分の心の闇から徐々に解き放たれてゆく。やがて亜衣は、彼女を暖かく見守る満島の悲しい過去の出来事を知ることに……。
主演の女性納棺師・満島弥生役を演じるのは、高島礼子。満島に弟子入りして納棺師を目指す河村亜衣役を「三本木農業高校、馬術部」、「イタズラなKiss・THE MOVIEハイスクール編」の文音が務める。メガホンをとり、脚本も手掛けたのは、「ピカレスク―人間失格―」「棒の哀しみ」の伊藤秀裕。家族や恋人との7つのお別れのエピソードを通して、人の「死」に直面する悲しい現場を繊細に描き、見送る人達と見送られる人との心温まる愛と成長の物語を誕生させました。
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出演:高島礼子 文音
渡部秀 風谷南友 芳賀優里亜 井上奈々
/藤田富 / 宮下順子 / 重盛さと美/加藤雅也(特別出演)
原案及び納棺師監修:永井結子「今日のご遺体 女納棺師という仕事」
脚本・監督:伊藤秀裕
プロデューサー:芳賀正光、船田幸男、佐藤敏宏
キャスティングプロデューサー:河野優
アソシエイトプロデューサー:間瀬頼彦
ロケーションコーディネーター:中村正一郎
撮影協力:一般社団法人氷見市観光協会、富山県ロケーションオフィス、
立山フィルムコミッション
制作・配給:エクセレントフィルムズ
配給協力:トリプルアップ
カラー/ビスタ/5.1ch/117分
(c)2018「おみおくり」製作委員会