『アリス・イン・ワンダーランド』、『チャーリーとチョコレート工場』など、常に世界中を魅了し、ハリウッドで最もイマジネーション豊かなヒットメーカーと呼ばれるティム・バートン監督の待望の新作『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』が2月3日(金)に公開!日本に先駆けて公開された全米で、初登場1位を獲得し、バートン監督作品として、初登場1位を獲得した7作目の作品となりました。
この度、日本好きとして有名なバートン監督が、映画のPRでは2014年10月の『ビッグ・アイズ』以来、2年3ヶ月ぶりに来日。そんなバートン監督を迎えて、1月30日(月)にスペシャルイベント、1月31日(火)に記者会見が開催されました。
<スペシャルイベント>
会場には、劇中に登場するペレグリンの屋敷の庭をイメージしたグリーンカーペットが敷かれるなど、バートン監督らしい世界観へ大変身!
イベントが始まるとまずは、本作の宣伝隊長ピースのお2人が登場!ピースのお2人といえば、バートン監督の大ファンであることでも知られ、2014年に「ティム・バートンの世界展」のオフィシャルサポーターに就任した際にはバートン監督と対面を果たしている。監督と久々に再会するこの機会に、お二人はバートン監督の世界観を表現した衣装を身にまとって登場!作品を一足早く鑑賞した2人は「数々の監督作品を観ましたが、さらに素晴らしい作品に仕上がっていました」(綾部さん)「迫力のシーンが多かったです」(又吉さん)と興奮気味に語った。そんなお二人も大好きなバートン監督の登場を前に前回お会いした当時を振り返り「映画の登場人物のような不思議な雰囲気で、奇才という言葉がぴったりでした」と綾部さんが話すと、又吉さんは「不思議だけど、温もりがある方でした」と続け、「前回お会いした時に監督作品に出演させてくださいと綾部さんがお願いしたら、小さいと言われていました」と笑った。
いよいよ、バートン監督が登場すると会場は一気にヒートアップ!「覚えていますか?」と綾部さんが訪ねると「もちろん覚えています。また東京に戻って来れて嬉しいです。東京はアイディアを貰える場所なんです」と挨拶し、日本が大好きだというバートン監督らしく語った。4月から俳優を目指し渡米すると発表している綾部さんは、まさに待ちに望んだといっても良いチャンス!“ハリウッド監督”を前にして「あなたの作品に出演させてください!」とハリウッドデビューを直談判すると「特殊能力は?」と切り返されてしまった。
本作に登場するキミョかわいい(=奇妙でかわいい)能力を持つこどもたちについては「全て素敵だけど、体に蜂を飼っている能力はちょっと…」とバートン監督。綾部さんも「僕も!」と同意した。又吉さんは「子供たちの能力の発想は素晴らしかったです。僕は植物を育てる能力が欲しいですね」と明かした。そんな又吉さんは、「奇妙な能⼒を監督に観てほしい」と言うと、本作に登場する空中浮揚能力を持つエマ同様にフワッと浮かび上がった。それを見たバートン監督は驚きを隠せない様子で、「とても美しいです。金髪だったら」と笑った。寒さを吹き飛ばすほど熱く、そして素敵なスペシャルイベントは興奮冷めやらぬまま幕を閉じました。
<記者会見>
ティム・バートン監督は登場するやいな、「特別な映画を、特別な場所に持ってくることができて嬉しい!」と来日にした喜びを口にし、早速集まった記者との質疑応答が始まった。奇妙なキャラクターたちを映画化する難しさについてバートン監督は「原作のスピリットを持ちながらも、キャラクターの設定を詩的に美しいものに変えたんだ」と回答。多くのこどもたちとの撮影現場ついては「実際の建物やセットなど実物を使い、CGに頼らないことで、こどもたちが感じながら演じられる環境を作った」とこどもたちの演技を絶賛しながらも、撮影当時の賑やかさを思い出し、「こどもたちは私の言う事を聞いてくれないが」笑いながら答える一面も。
日本大好きとして有名なバートン監督だが、本作のラストに日本が登場することについて「日本に来たくて、最後のシーンは自分でかいたんだ」と変わらず日本に対する想いも語った一方で、日本のシーンをアメリカで撮影したことを残念そうに語り、「日本版ペレグリンを是非撮りたい」と意欲を見せた。
質疑応答のあと、スペシャルゲストの松井愛莉さんが、本作に登場する双子と一緒に登場。映画の中で、主人公ジェイクが現実世界に持ち帰る花がバラということにちなみ、松井さんからバラの花束が贈られた。タイトルにもなっているミス・ペレグリンをイメージした衣装の松井さんに、バートン監督からは「本当に素敵!日本版ペレグリンを撮影したい!私にとってご褒美だよ」と絶賛のコメント。松井さんのミステリアスな姿に監督も魅了された様子だ。バートン監督の大ファンだという松井さんは監督との対面に大興奮で「映画を観終わったあとは大興奮で、日常と非日常にわくわくしました!」と本作の魅力をコメントした。
本作に登場する奇妙な双子さながらの小さなふたり。お面を取って現れたのは、大人気双子姉妹りんか&あんなちゃん。ふたりの「りんかです。あんなです。よろしくおねがいします!」という元気で可愛い挨拶に、バートン監督も思わず笑顔を見せた。常に、観客を魅了し続けるティム・バートン監督の貴重な記者会見は、本作が伝えるメッセージのように温かさに溢れ、大盛況のうちに終了した。
同じ一日を繰り返し、永遠に年をとらない子供たちが暮らす秘密めいた別世界。奇妙なこどもたちが、その個性をワン・アンド・オンリーの輝きに変える姿に、誰もが特別な愛おしさを覚えずにはいられない。
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は2017年2月3日(金)全国ロードショー!
(C)2016 Twentieth Century Fox