セールス・ガールの考現学 作品情報

せーるすがーるのこうげんがく

セールス・ガールの考現学のイメージ画像1

原子力工学を学ぶ大学生サロール(バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル)は、怪我をしたクラスメイトの代理としてアダルトグッズ・ショップのアルバイトの話を持ち掛けられる。特に仲の良い友人ではなかったが、高給で簡単な仕事だと説かれ、一ヶ月だけ働くことに。そこは、街角のビルの半地下にあり、店内には大人のオモチャが所狭しと並ぶ怪しげなショップ。友達へのプレゼントにとグッズを吟味する女性や、友人同士で訪れる客、人目を気にしながら一人で来店する客もいれば、グッズのデリバリーを頼む客も少なくない。ショップのオーナーは、高級フラットに独りで暮らす謎多き女性カティア(エンフトール・オィドブジャムツ)。そんな彼女のもとへ、サロールは一日の終わりに売上金を届けに通うが、いつしか2人の間に不思議な友情が芽生えてゆく。カティアはかつて有名なバレリーナで、人生の苦難や試練を数多く乗り越えてきたようだ。カティアやショップの客と交流するなか、次第に自分らしく生きていく道を考えるようになるサロール。だがある日、客とのトラブルでサロールはカティアに不信感を抱き始め……。

「セールス・ガールの考現学」の解説

モンゴル・ウランバートルで生きる一人の女性の成長譚。ひょんなことからアダルトグッズ・ショップでアルバイトをすることになった女子大学生サロール。ショップのオーナーで、謎多き中年女性カティアと交流していくなか、2人の間には不思議な友情が芽生えてゆく。主人公サロールを演じたバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルは、本作の演技により第17回大阪アジアン映画祭で“最も輝きを放っている出演者”に贈られる薬師真珠賞を受賞。監督は、現代のモンゴル映画界を代表するセンゲドルジ・ジャンチブドルジ。

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公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2023年4月28日
キャスト 監督センゲドルジ・ジャンチブドルジ
出演バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル エンフトール・オィドブジャムツ
配給 ザジフィルムズ
制作国 モンゴル(2021)
上映時間 123分
公式サイト http://www.zaziefilms.com/salesgirl/

(C)2021 Sengedorj Tushee, Nomadia Pictures

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。

P.N.「ige」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-05-01

映像と音楽が予想外に素晴らしかったモンゴルの映画。
本年度ベスト。

あらすじを読んで面白そうだったので鑑賞。
大学生、サロールの成長物語に加え音楽と映像が素晴らしかった。

親の言われるまま、大学で原子工学を学ぶサロール。
授業中は落書きに勤しむ始末。
洋服にも化粧にも興味が無い感じで将来の夢も希望も無い感じ。

ある事を切っ掛けにアダルトショップでアルバイトをする事に。

女性オーナーとの会話に少しづつ、自分を進む道を見つけて行く展開。

自分好みの青と赤の色合いの映像が印象に残る。
バスの中や雨上がりの道に反射する青赤のネオンが美しい。
思いもしなかった良質な音楽も良かった。

出だしは可愛く見えなかったサロールが少しづつ化粧や洋服、ヘアスタイルが変化し美しくなって行く姿に彼女の成長を感じる。

バナナの皮ひとつで1人の女性の人生が変わって行った感じ。
人生何があるのか解りません。

モンゴルの人もピンクフロイドとか聴くんですね( ´∀`)

最終更新日:2024-01-26 09:15:55

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