LAMB ラム 作品情報
らむ
アイスランドの人里離れた山間部。この地で静かに暮らすのは、羊飼いの夫婦イングヴァル(ヒルミル・スナイル・グズナソン)とマリア(ノオミ・ラパス)。ある日二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない“何か”が産まれてくる。言葉を失い目配せし合う二人だが、衝撃も束の間、二人は自身の子どものようにその存在を受け入れると、過去に亡くした娘の名前から“アダ”と名付け、育てることに決めたのだ。アダとの家族生活は夫婦に生きがいをもたらすが、我が子を取り返しにやってくるかのように、連日連夜けたたましく鳴き続ける母羊のことが、マリアは邪魔で仕方がない。ある時ふと目を離した隙にアダが姿を消す。不安に苛まれながら必死に探し回ると、そこには薄暗い霧の中で佇む母羊と、アダの姿があった。自宅へアダを連れ戻してからも、諦めずに呼びかけ鳴き続ける姿に業を煮やしたマリアは、母羊へ静かにライフルを向けたのだった。アダを取り戻した夫婦のもとへ、今度はイングヴァルの弟・ペートゥル(ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン)がやってくる。アダを動物だと諭そうとするペートゥルだったが、次第に叔父と姪のようにお互いを慕い合う。穏やかで幸福な生活が続くかに思われたが、周囲で不審な事件が起きるようになり、不穏な空気が立ち込め始める。
「LAMB ラム」の解説
アイスランドの美しい高原で生まれた「羊ではない何か」を娘のように育てる羊牧場の夫と妻、半信半疑の夫の弟、母らしき羊に、不気味で黒い「影」が、それぞれの愛と幸福を求めてうごめくミステリアス・ダーク・ファンタジー。主演・製作総指揮を務めるのは「プロメテウス」『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパス。「ニーチェの馬」のタル・ベーラ監督が製作総指揮を務め、彼のフィルムファクトリー出身で、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」などの特殊効果を担当したヴァルディミール・ヨハンソンが長編監督デビューを果たした。第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門で《Prize of Originality》を受賞。「ミッドサマー」「ヘレディタリー/継承」の配給会社A24が北米配給権を獲得したことも話題となった。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2022年9月23日 |
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キャスト |
監督:ヴァルディミール・ヨハンソン
出演:ノオミ・ラパス ヒナミル・スナイル・グズナソン ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン イングヴァール・シーグルソン |
配給 | クロックワークス(提供:クロックワークス=オディティ・ピクチャーズ) |
制作国 | アイスランド=スウェーデン=ポーランド(2021) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 106分 |
公式サイト | https://klockworx-v.com/lamb/ |
(C)2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON
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ユーザーレビュー
総合評価:3点★★★☆☆、1件の投稿があります。
P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2024-04-18
終始不穏な雰囲気が流れてセリフも登場人物も少ない。ホラーなのかミステリーなのか最後も意味不明な終わり方。アダが可愛く見えてくるのが救いでした。