P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2022-07-01
映画の冒頭近くで3・11での地震・津波を手話で物語る男性の上演に泪する海外の若い女性の姿があった。コーダの彼女は憑かれたように東北を取材して被害者と向き合った。聾唖の親から産まれた健常者のヒロインは〈私だけ聴こえる〉と言う割り切れ無い罪悪感に苛まれていた。コーダと呼ばれる不思議な存在故の悩み!劇映画〈コーダ愛のうた〉は未見だったが本篇はまるでフレデリック・ワイズマン監督の映画見たいでもある。細微に渡って取材しながら,淡々と心の機微を浮き彫りにして行く。傑作なドキュメント何だゼ