校庭に東風(こち)吹いて 作品情報
こうていにこちふいて
学校教師の三木知世(沢口靖子)は、転勤先の小学校で担任となった3年生のクラスで、蔵田ミチル(岩崎未来)と出会う。ミチルは、家では少し話せるのに学校では話せない、1人でトイレに行けない、1人で給食を食べられない、歌えない、絵を描かないという“場面緘黙症”の疾患を抱えていた。知世はそんなミチルに愛情を持って接する。夫の真治(村田雄浩)や母・ハル江(星由里子)も、一生懸命な知世に協力的だった。さらに、同じ知世のクラスには、問題行動の多い児童・安川純平(向鈴鳥)がいた。純平は、離婚した母の理恵と共に、父親の借金を背負って苦しい生活を送っていた。やがて、教室に飛び込んできた青いインコをきっかけに、ミチルと純平の間に幼い友情が芽生える。次第に心を開いていくミチル。だがある日、クラスで飼っていたインコが逃げ出し、誤解した純平から、その責任が自分にあると責められたミチルは、ショックで不登校になってしまう。その様子に心を痛めた知世は、ミチルの母・富子(遠藤久美子)と交換ノートを始め、何とかミチルを学校に来させようとする。一方、インコが逃げたのがミチルの責任ではなかったことに気付いた純平は苦しんでいた。そんな時、理恵が病気になり、助けようとした純平は薬を万引きしてしまう。純平の苦しみを知った知世は、生活保護の申請や借金帳消しのために奔走。ところが、生徒の家庭にかかわるなという学校からの圧力もあり、今度は知世が心労で倒れてしまう。果たして知世は、子どもたちの涙を希望に変えることができるのか……?
「校庭に東風(こち)吹いて」の解説
柴垣文子の同名小説を原作に、様々な問題を抱えた児童たちと、彼らと向き合う小学校教師の交流を描いたドラマ。教師の三木知世は、新しく赴任した小学校で、家では話せるのに学校では話せなくなる“場面緘黙症”の疾患を抱えた少女・蔵田ミチルと出会う。出演は『科捜研の女』シリーズの沢口靖子、『花子とアン』の岩崎未来。監督は「青いうた のど自慢 青春編」の金田敬。2016年9月3日より京都・イオンシネマ高の原を皮切りに全国順次公開。
柴垣文子の同名小説を原作に、様々な問題を抱えた児童たちと彼らと向き合う小学校教師の交流を描いた沢口靖子9年ぶりの主演作。教師の三木知世は新しく赴任した小学校で、学校では言葉が発せなくなる“場面緘黙症”の疾患を抱えた少女・蔵田ミチルと出会う。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年9月17日 |
---|---|
キャスト |
監督:金田敬
原作:柴垣文子 出演:沢口靖子 岩崎未来 向鈴鳥 村田雄浩 星由里子 遠藤久美子 柊子 ひし美ゆり子 嶋尾康史 祷キララ 本間淳志 仁科貴 森日菜美 大塚まさじ 吉山咲羽 岡野天星 眞鍋歩珠 鳥井咲帆 |
配給 | ゴーゴービジュアル企画 |
制作国 | 日本(2016) |
上映時間 | 112分 |
公式サイト | http://www.ggvp.net/kochi/ |
(C)2016映画「校庭に東風吹いて」ゴーゴービジュアル企画
予告編動画
※音声が流れます。音量にご注意ください。
※一部ブラウザ・スマートフォンに動画再生非対応がございます。
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2020-06-13
私は20代の頃、教育に関わったことがある。幼稚園児から高校生まですべてだ。だからこの映画は何よりも関心があった。子供たちに寄り添い、愛情を持って接していくことがどんなに大変なことか、とても共感できた。沢口靖子さんはまさに才色兼備の超美人で大好きだ。これは素晴らしい作品である。