イレブン・ミニッツ 作品情報

いれぶんみにっつ

午後5時前。顔に殴られた跡を残して、警察から自宅に戻ってきたヘルマン(ヴォイチェフ・メツファルドフスキ)。嫉妬深い彼は、妻で女優のアニャ(パウリナ・ハプコ)と諍いになるが、やがて睡眠薬を入れたシャンパンを喉に流し込み、寝てしまう。その間に、映画監督(リチャード・ドーマー)との面接のためにホテルへ向かうアニャ。午後5時。慌てて飛び起きたヘルマンは、アニャを追ってホテルへ向かう。そのホテルの前では、最近、刑務所から出たばかりの男(アンジェイ・ヒラ)が、ホットドッグの屋台を開いていた。一方、人妻とドラッグをやりながら情事に耽っていたバイク便の配達員(ダヴィド・オグロドニク)は、彼女の夫が帰宅したため、慌てて逃げ出す。やがて、父親であるホットドッグ屋台の主人に電話で呼ばれ、ホテルへ向かう。そのホテルの一室で、ポルノ映画を見ている一組の男女。そして彼らの頭上には、着陸態勢に入ろうとする旅客機の姿があった……。午後5時から5時11分までの11分間、様々な人々の運命が絡み合い、やがて迎える結末は……。

「イレブン・ミニッツ」の解説

イエジー・スコリモフスキが、午後5時からの11分間を舞台に、大都会で暮らす人々の姿と、やがて訪れる運命を描いた群像劇スタイルのサスペンス。起承転結や詳細な心理描写、背景説明などを排除、各々のドラマをモザイク状に配置した斬新な手法が見もの。出演は「ベルファスト71」のリチャード・ドーマー、「カティンの森」のアンジェイ・ヒラ。

「エッセンシャル・キリング」のイエジー・スコリモフスキ監督が、11分間に起きるさまざまなドラマをモザイク状に構成した群像劇。午後5時から午後5時11分までの11分間。大都会で暮らす訳ありの見ず知らずの人々のありふれた日常が突如変貌してしまう。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2016年8月20日
キャスト 監督イエジー・スコリモフスキ
出演リチャード・ドーマー ヴォイチェフ・メツファルドフスキ パウリナ・ハプコ アンジェイ・ヒラ ダヴィド・オグロドニク アガタ・ブゼク ピョトル・グロバツキ アンナ・マリア・ブチェク ヤン・ノヴィツキ ウカシュ・シコラ イフィ・ウデ マテウシュ・コシチュキェヴィチ グラジナ・ブウェンツカ=コルスカ ヤヌシュ・ハビョル
配給 コピアポア・フィルム(提供 ポニーキャニオン=マーメイドフィルム)
制作国 ポーランド=アイルランド(2015)
年齢制限 PG-12
上映時間 81分

(C)2015 SKOPIA FILM, ELEMENT PICTURES, HBO, ORANGE POLSKA S.A., TVP S.A., TUMULT

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ユーザーレビュー

総合評価:3点★★★☆☆、2件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-01-31

エッセンシャル・キリング等スコモリスキ監督はグイグイと魔術の如く観客を迷宮へと誘う…。やがて、とんでもなくシュールな光景へと導く!!このポーランドの鬼才監督がボクサー出身と言う事も有るんだろう…。ロードショー公開中の(みなさま、ごきげんよう)の様に登場人物の織り紡ぐ多様なエピソード集。そして(これは映画ではない)見たいな映像のモザイク集!こんな映画見た事が無いのだー。

最終更新日:2023-11-30 02:00:08

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