みんなの学校 作品情報
みんなのがっこう
大阪市住吉区にある市立大空小学校が目指すのは、“不登校ゼロ”。ここでは、特別支援教育の対象となる発達障害がある子も、自分の気持ちをうまくコントロールできない子も、みんなが同じ教室で学ぶ。普通の公立小学校だが、開校から6年間、児童と教職員だけでなく、保護者や地域の人も一緒になって、誰もが通い続けることができる学校を作ってきた。すぐに教室を飛び出してしまう子も、つい友達に暴力を振るってしまう子も、みんなで見守る。ある時、“あの子が行くなら大空には行きたくない”と噂される子が入学。これに対して、木村泰子校長は“じゃあ、そんな子はどこへ行くの?そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず”と答えて受け入れた。やがて彼は、この学び舎で居場所を見つけ、春には卒業式を迎える。今では、他の学校へ通えなくなった子が次々と大空小学校に転校してくるようになった。この取り組みは、支援が必要な児童のためだけのものではない。経験の浅い先生をベテランの先生たちが見守る。子供たちのどんな状態も、それぞれの個性だと捉える。そのことが、周りの子供たちはもちろん、地域にとっても“自分とは違う隣人”が抱える問題を一人ひとり思いやる力を培ってきた。映画は、日々生まれかわるように育ってゆく子供たちの奇跡の瞬間、ともに歩む教職員や保護者たちの苦悩、戸惑い、喜び。そのすべてを絶妙な距離からありのままに映してゆく。そもそも学びとは何だろうか?そして、あるべき公教育の姿とは?大空小学校には、そのヒントが溢れている。
「みんなの学校」の解説
児童や教職員、さらには地域住民までもが一体になって“すべての子どもに居場所がある学校”を目指す大阪市の市立大空小学校の取り組みを、1年に渡って取材したドキュメンタリー。日本の教育が抱える問題や教育改革のあり方を問い直す。平成25年度文化庁芸術祭大賞受賞作。監督は、関西テレビの報道部門で活躍してきた真鍋俊永。
全ての子どもに居場所のある学校づくりを目指す大阪市の大空小学校の1年間を見つめ、文化庁芸術祭大賞に輝いたドキュメント。日々成長してゆく子どもたちや、“不登校ゼロ”という目標に取り組み続ける教職員・保護者たちの姿をありのままに映す。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2015年2月21日 |
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キャスト |
監督:真鍋俊永
出演:木村泰子 セイシロウ カズキ マアちゃん ユウちゃん マサキ ユヅキ 南都芳子 筒井元子 日野善文 座親洋平 山本義人 久保田映子 井上修 塚根洋子 徳岡佑紀 |
配給 | 東風 |
制作国 | 日本(2014) |
上映時間 | 106分 |
公式サイト | http://minna-movie.com/ |
(C)関西テレビ放送
ユーザーレビュー
総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-09-23
👩💻学校が幸福な居場所に為らない様な生徒を見詰めながら,生徒の心身の発達を教師がどのように促して行くのかを考えさせるドキュメント。其の群像は例えば山田洋次監督が夜間中学等を舞台に描く名作映画〈学校〉シリーズに通じ逢う。ちょっとした子どもの表情も見逃せない!🤾