パラダイス:神 作品情報
ぱらだいすかみ
妹テレサがヴァカンスで享楽的に過ごす一方、姉のレントゲン技師アンナ・マリア(マリア・ホーフステッター)は夏休みをイエス・キリストのために捧げていた。讃美歌を歌い、人々の罪を償うために自らの身体に鞭を打ち、聖母マリア像を抱えて移民の多く住む辺りのアパート一軒一軒を訪問し改宗を勧めていた。自宅には祈りの部屋を設け、仲間たちと祈祷会を催すこともあった。イエスとともにあることに喜びを感じるマリア。ある日、イスラム教徒の夫ナビル(ナビル・サレー)が2年ぶりに家に戻ってくる。マリアはナビルを邪険に扱い、イエス・キリストを理想の男性のように崇めたてまつりながら夫へは冷たい態度を取るマリアにナビルは憤慨、二人の間に諍いが起こる……。
「パラダイス:神」の解説
「ドッグ・デイズ」で第58回ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞を獲得したウルリヒ・ザイドル監督が、ドキュメンタリー的な手法を用いて、理想を求めて一線を超える女性たちを描いた「パラダイス」3部作の2作目。イスラム教徒の夫に失望し、イエス・キリストを理想の男性のように崇めたてまつる女性を描く。敬虔すぎるカトリック教徒の女性を「タイム・オブ・ザ・ウルフ」「ドッグ・デイズ」のマリア・ホーフステッターが、彼女の夫を本作が映画初出演となるナビル・サレーが演じている。ほか、「インポート・エクスポート」のナタリア・バラノワらが出演。第69回ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞受賞作品。第26回(2013年)東京国際映画祭上映作品
オーストリアの鬼才ウルリヒ・ザイドルが送る、3部作ドラマの第2弾。敬虔なカトリック信者として、讃美歌を歌い、鞭打ちの苦行に耐え、布教活動に励むアンナ・マリア。そんななか、イスラム教徒のエジプト人の夫が2年ぶりに家へ戻ってくる。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年2月22日 |
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キャスト |
監督:ウルリヒ・ザイドル
出演:マリア・ホーフステッター ナビル・サレー レナ・ラップニーク ナタリア・バラノヴァ |
配給 | ユーロスペース(提供 キングレコード) |
制作国 | オーストリア(2012) |
年齢制限 | R-15 |
上映時間 | 113分 |
(C)Wien 2012 | Ulrich Seidl Film Produktion | Tatfilm | Parisienne de Production | ARTE France Cinéma
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