P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-09-18
🎑昨晩の十五夜の月を愛でながら想い出したアニメーション作品が高畑勲監督の本篇。プレスコ手法で撮影されて居たことを解説で知る。同時に嘗て東京竹橋の近代美術館・高畑勲展の熱気もジワジワと甦って
かぐやひめのものがたり
総合評価4.35点、「かぐや姫の物語」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。
🎑昨晩の十五夜の月を愛でながら想い出したアニメーション作品が高畑勲監督の本篇。プレスコ手法で撮影されて居たことを解説で知る。同時に嘗て東京竹橋の近代美術館・高畑勲展の熱気もジワジワと甦って
そして本篇の声の出演の高畑淳子が多喜二の姉チマ役の舞台〈組曲虐殺〉では地下活動中の多喜二を匿い支援する難しい役処を熱演していた
かぐや姫の声の出演者朝倉あきの風貌を幼い頃の写真も参考にして作画したともEテレの「日曜美術館・高畑勲特集」の回で朝倉自身が語っていたんだなあ!CGは駆使しているが筆の手書きの途切れた線描タッチとか背景画も敢えて綿密なリアリズムを避けて平安時代の幻想を鑑賞者のイメージに委ねる見たいに描き尽くさない手法を採用し工夫を凝らして
この時代にこれを作ろうと考えて、本当に作ってしまった熱意・力に脱帽。
はじめてみました。くちずさむ唄や、琴の音が印象的でした。子どもも一緒にみたんですが、翌日「たけーけのこ♪たーけのこ♪」とうたっていました(^^;)翁の顔がどことなく高畑監督に似ていますね。
冒頭の絵のタッチからフレデリック・バック監督の傑作アニメーション〈木を植えた男〉や中国の手書きアニメーションの名篇が想い出された…。宮崎駿作品〈風立ちぬ〉ロードショー公開時に観た予告篇の様な生々流転するが如きタッチは本編の夢のシーンに如実に表現されていたー。王朝宮廷絵巻物と水墨画の世俗画と近代文學の自我の目覚め、原罪等が同居しフュージョンした亡き高畑勲監督の意慾作品。追悼番組の金曜ロードショーの頭で監督の「海外でも評判佳く、二度三度と繰り返し観られてます」と云う言葉が紹介されている。其れは巨匠・黒澤明監督作品が海外で評判を呼んだ現象ともオーバーラップしたんだ。
この世に生まれて、三度目ですが、どうでもいい内容でどうでもいい技術の…どうでもいいはずのこの「かぐや姫」でこのおじさんの目にも涙を爆発的に湧かす傑作を生み出すのは、天才以外の何ものでもあるまい
とんでもない怪物映画でした。予告編の不出来がもったいない。
この世での人の幸せに憧れたかぐや姫、月から落とされ現実を突きつけられる苦しい思いをして行きますね。
捨て丸もかぐやも望んだ通りの人生を送れず、これでいいのかと悔やむ中で、問答無用に記憶を消されて月にかっさられる主人公の不幸は余りにも悲痛でした。
それでもこの世は美しいのだと肯定するかぐや姫。
死に際に人生を振り返る、人としての未来を突きつけられたようで愕然としました。
繊細な音楽、絵のタッチ、曲線、文学性と、ずば抜けた作品でした。
映画好きな友人が涙がずっと……と 言うことで、お勧めされて見に行きました!思ってたより、風景画は ほのぼのとして良かったけど、人物はイマイチ!アクテブ過ぎたかぐや姫で、ドン引きました↓最後の月からの御迎えの音楽に白けました!子供の時に読んだままのかぐや姫のほうが、良かったです♪かぐや姫知らない人ならOKかも
決して今までの作品がつまらなかったという訳ではないですが、ジブリ作品としては、『千と千尋の神隠し』以来の傑作であり、なおかつ『火垂るの墓』以来に泣けた作品でした。
確かに姫は、絶世はおこがましい感じでしたが、ちゃんと美しく見えたし、絵や人間関係も言ってしまえばベタですが、とても丁寧に描けていたと思います。
星一つマイナスは、ラストがしんみりしすぎちゃいました。
そこだけは原作通りにはせず、姫はどうにか地球に残れなかったのかなと思います。
「観てよかった」、ただその一言に尽きましたね。
ジブリ作品では久しぶりに涙が出ました。
ただ原作を読み返すのとは訳が違います。
映像や音楽の美しさがあり、姫の優しさや美しさ、苦悩や孤独感を見事に表現できており、出演者は昨今のジブリ作品と同様に、俳優の皆さんでしたが、キャラとのマッチも演技力も素晴らしすぎました。
高畑監督にはもう一頑張りしていただきたいと思えたし、まだ未鑑賞で、少しでも興味のある方、全く興味のない方も、騙されたつもりで、この感動を一度でも劇場で是非。
自分が死ぬまで何度も観返す映画、こんな映画を作ってくれて有難う御座います。
俺、我武者羅に頑張ります。俺の、命の記憶にあったサムライスピリッツを呼び起こされました!
本当に本当に、こんな素晴らしい映画を作ってくれて有難う‼︎
「みんな不幸になった。私のせいで」
要するに姫の犯した罪と罰とはこの事か?
それにしてもあの姫が駆け走るシーンと、捨丸が姫と空を飛ぶシーンが、結局どちらとも夢だった所がグッときた。
かぐや姫と捨丸の「本当はこうしたかった」という心が、夢に現れてる感じがします。
「地球の楽しみ方」が美しく表現された、素晴らしい映画だと思います。
ジブリの中で一番好きになりました。
最高***なける***
この作画風で、二時間半の長編アニメ映画… 寝るのを承知で観ましたが、よい意味で裏切られました。
個人的には、「風立ちぬ」より、メッセージが伝わりやすく、余韻が残る映画でした。
ただ、二時間半の長い映画のわりには、「罪と罰」が分かりづらかったような…
ちなみに、古典竹取物語は読んだことありません。
実は予告編をみた段階でこの映画はパスと思ってたのですが、いつも辛口のキネ旬の評論家レビューで珍しく3人とも5つ星をつけてたので動かされてしまいました。
最初の20分ぐらは、ラフで淡いタッチ、不細工な人はとことん不細工に描かれた絵に感情移入できませんでした。しかし時間が経つうちに徐々に引き込まれ、中盤からは涙がだだ漏れでした。
何の奇のてらいもないピュアな直球勝負の映画です。でもこの文学性というか叙情性は子供向きではないと思います。
私は2013年邦画No.1だと思います。
話の中では かぐや姫を「絶世の美女!」「なんとも美しい姫」と美女美女キャラでしたが、だったらもっとズハ抜けて美少女に描いた方が良かったんじゃないかと…。周りの女達が皆おかめ顔だから かぐや姫がマシに見えるだけのような…。「かぐや姫」だよ?もっと美しい姫でしょ…あれは普通。
帝(みかど)が気持ち悪い!やっぱり好きな男にしか抱かれたくない。
最後は「かぐや姫」ならではの終わり方でした!マツコデラックスみたいな人が降りてきます。
この映画は女性の方が共感できる内容だと思います。まぁ女性の恋愛経験によって「共感」が、かぐや姫への「嫉妬」に変わりそうですが…。私は共感できました。何度も泣きそうになりました。迫力もあって素晴らしいです。
P.N.moonさん、時代背景からして、あのセリフ等、考え方あってると思う。
かぐや姫を現代に時代背景に持って来てるなら、その感想はあっています。
これは…高評価と低評価に分かれるのも分かる、と思いました。
水彩画に近い画風、丁寧な心理描写、声優は役者を起用しているがきちんと感情移入できる。
脇を固めるメンバーが素晴らしい…。
どれもよかった。
かぐや姫ですから当然最後は月に帰りますが、そこもよかったです(流れは唐突ですが)
が、私はかぐや姫自身が好きになれませんでした(;^_^A
絶世の美女?でしたかねぇ…。