埼玉家族 作品情報

さいたまかぞく

埼玉県に暮らす山下家はごく普通の一家。父親・哲(鶴見辰吾)と母親・優子(伊藤かずえ)、高校生の長女・若葉(森田涼花)とカメラマンのアシスタントとして働く長男・タカシ(大野拓朗)の4人家族。一見、幸せそうに見えるものの、それぞれが悩みや不安を抱えていた。<ハカバノート>周囲に合わせて“いい子”を演じる若葉は、家族や先生、友人に対する本音をノートに書き込んでいた。“このノートは、本当の私が死んでいる墓場なの”。ある日、いじめられっ子の雪乃(美山加恋)にノートを見られた若葉は、“3日間だけ言うことを聞く”という彼女の要求に嫌々付き合う。だが、次第に2人は意気投合。本当の気持ちを打ち明けられる友達の存在に気付く……。<キャンディ>専業主婦の優子は、何不自由ない家庭に幸せを感じつつも漠然と不安を抱えていた。元同僚の結婚式に出席したある日、帰りの電車を寝過ごし、言葉を話さない不思議な女(入来茉里)と出会う。帰る術もなく、彼女に手を引かれるまま行動を共にした優子は、日常からはみ出すことで自分の中にある寂しさを実感。やがて、その女の正体が明らかに……。<父親輪舞曲>会社員の父・哲もまた、家族の気持ちがわからず、日常に満ち足りない想いを抱えていた。そんなある日、里香(水崎綾女)と名乗る女性が哲を訪問。哲の父・岳が生前、ギターサークルで作詞した歌を歌わせてほしいという。何も知らない哲は戸惑うが、その歌を聞いて、厳格だった父の本当の想いを知る……。<ライフワーク>カメラマンのアシスタントを父に反対されたタカシは、家を出て年上の彼女・ナオコ(井村空美)と同棲。漠然と日々を過ごすある日、家を出たナオコに続いて、カメラマンの師匠、リョータも海外へ行ってしまう。自分が本当にやりたいことは何なのか、夢を貫く覚悟はあるのか?迷いながらも、自分の将来について父と向き合う覚悟を決める……。

「埼玉家族」の解説

埼玉県川口市にある映像施設“SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ”を拠点に活動する若手映像クリエイター4名が、埼玉県に住むごく普通の家族をテーマに描くオムニバス。ひとつ屋根の下に暮らす一家の人間模様を通じて、“現代の家族とは何か”を問う。出演は「魔法少女を忘れない」の森田涼花、「落語娘」の伊藤かずえ。

映画やドラマの撮影が数多く行われている、埼玉県川口市の映像施設“SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ”。そこを拠点に活動する若き映像作家たちが結集し、埼玉に暮らす平均的な家族たちの物語を撮り上げた全4篇からなるオムニバス・ドラマ。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2013年10月12日
キャスト 監督福山功起 加瀬聡 角川裕明 完山京洪
出演森田涼花 美山加恋 天童なこ 森累珠 関口あきら 酒井晴人 伊藤かずえ 入来茉里 裴ジョンミョン 鶴見辰吾 水崎綾女 尾崎龍士郎 大石吾朗 大野拓朗 井村空美 RIKIYA 佐津川愛美 阿部力 藍川ゆとり
配給 松竹メディア事業部
制作国 日本(2013)
上映時間 103分
公式サイト http://www.saitama-kazoku.jp/

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最終更新日:2022-07-26 11:03:28

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