脳男 作品情報
のうおとこ
都内近郊で無差別連続爆破事件が頻発し、路線バスが爆破される。乗客が全員死亡したその犯行に使われたのは、舌を切り取られた女性の全身に爆薬を巻きつける“人間爆弾”。動機不明の異常な事件を担当する刑事の中に、粗暴だが人一倍正義感の強い茶屋(江口洋介)がいた。犯人のアジトを突き止めた彼が現場に踏み込むと、別の男と格闘していた犯人がアジトを爆破して逃走する。茶屋が確保したその男(生田斗真)は、“鈴木一郎”と名乗った以外、一切身元不明。爆破の共犯者と見なされ、精神鑑定を受けるが、担当医師の鷲谷真梨子(松雪泰子)は彼の態度に違和感を覚える。平均的過ぎる受け答え、正確過ぎる生活行動。その様子を観察した真梨子は、一郎の過去を調べ始める。本名は入陶大威(=いりすたけきみ)。幼い頃に轢き逃げ事故で両親を亡くした彼は、大富豪の祖父・入陶倫行(=いりすのりゆき)に引き取られる。ところが、倫行は息子夫婦を失った怒りから、並外れた知能を持つ一郎を、人間らしい感情を持たず、正義のために犯罪者を抹殺する殺人ロボットに鍛え上げたのだ。そんな彼は周囲から“脳男”と呼ばれるようになっていた。だが真梨子は、どんな人間でも必ず人間性を取り戻せると信じていた。一方、茶屋も“一郎は犯人を殺そうとしたのではないか”という仮説に辿り着く。そんな中、一郎を移送していた護送車が、緑川紀子(二階堂ふみ)と水沢ゆりあ(太田莉菜)の2人組に襲われる。一郎を出せと要求する彼女たちこそ連続爆破犯だった。争いの中でゆりあが一郎に撃たれ、仕掛けられた爆弾によって護送車が爆発。混乱に乗じて緑川と一郎が逃走する。1週間後、姿を現した緑川が、真梨子を人質に取って病院に立て籠もる。病院中に仕掛けられた爆弾に翻弄される警察。そこへ、緑川を抹殺するため一郎が姿を現す。様々な想いが錯綜する中、一郎と緑川の死闘が幕を開ける……。
「脳男」の解説
並外れた知能や肉体を持ちながら、人間らしい感情に欠け、正義のために犯罪者の殺戮を繰り返す“脳男”を中心に、“正義と悪”、“愛と心”を問うバイオレンス・ミステリー。出演は「僕等がいた (前篇・後篇)」の生田斗真、「この空の花 長岡花火物語」の松雪泰子、「るろうに剣心」の江口洋介。監督は「星守る犬」の瀧本智行。
首藤瓜於による同名小説を映画化したバイオレンス・ミステリー。中部地方で連続爆破事件が発生。警察は容疑者としてサラリーマンの緑川紀尚を割り出す。そのアジトに踏み込むと、緑川が男と格闘。その男も共犯とみなされ精神鑑定にかけられるが。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2013年2月9日 |
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キャスト |
監督:瀧本智行
原作:首藤瓜於 出演:生田斗真 松雪泰子 江口洋介 二階堂ふみ 太田莉菜 大和田健介 染谷将太 光石研 甲本雅裕 小澤征悦 石橋蓮司 夏八木勲 |
配給 | 東宝 |
制作国 | 日本(2013) |
年齢制限 | PG-12 |
上映時間 | 125分 |
(C)2013 映画「脳男」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:3.5点★★★☆☆、10件の投稿があります。
P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2021-10-14
サイコパス映画紹介で見つけて視聴。痛くて苦しくて不気味で怖くて、でも割と面白かった。期待せずに観たのが良かったのかも。死人がたくさん出ます。二階堂ふみさんの狂気の演技がいいですね。