天安艦沈没 作品情報

てんあんかんちんぼつ

韓国政府の対北敵対政策が嵐のように吹きまくり、「報復」と言う言葉がマス・メディアを席巻し、あらゆる南北関係が遮断され、韓国はいつ戦争が勃発するか判らない軍事的緊張に包まれた。しかし韓国の3分の2はこの「北朝鮮攻撃説」に懐疑的であった。「キー・リゾルブ/ハゲワシ米韓合同軍事演習」の最中に事件が起き、しかも沈没した「天安艦」が対潜水艦追尾訓練を行なっていた哨戒艦であったからだ。さらに2012年の総選挙や大統領選挙の行方を占う地方選挙を目前にして、与党の大敗が予想されたときだった。「北風起こしに利用しようとしたのではないか?」疑惑が人々に広がっていった。その後の政府の発表は、こうした国民の疑惑を一層強めた。政府が証拠として出した全てが、科学的に覆された。結局「北の犯行」を立証するいかなる合理的な解釈も成り立たなかった。しかし、未だに事件の真相は明らかにされていない。

「天安艦沈没」の解説

2010年、3月26日。104人の兵士を乗せた韓国海軍哨戒艦「天安艦」がペンリョン島近海で沈没し、46人が死亡した。韓国政府は当初原因不明の事故と言っていたが、翌日には「北朝鮮の魚雷のための沈没」と言葉が変わり、いっせいに反北朝鮮キャンペーンが始まり、人々は戦争の恐怖におののいた。事故なのか、事件なのか、それとも政治的画策なのか。未だに解明されていないこうした疑惑を明らかにし、真実を解明することが、死亡した兵士らへの真の鎮魂となるという思いを込め、製作されたドキュメンタリー映画。2011年11月5日にジャック&ベティにて上映されている。

2010年3月26日にペンニョン島近海で起きた、韓国海軍哨戒艦・天安艦の沈没事故。後に韓国政府が発表した“北朝鮮の攻撃”という調査結果をあらゆる角度から検証、北朝鮮犯行説を覆しながら事故の意外な真相に迫ろうとするドキュメンタリー。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年3月17日
キャスト 監督キム・ドギュン
配給 カナリオ企画
制作国 韓国(2010)
上映時間 78分

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「天安艦沈没」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:30

広告を非表示にするには