フェイク・クライム 作品情報
ふぇいくくらいむ
ニューヨーク州バッファローのハイウエイ料金所で深夜働くヘンリー・トーン(キアヌ・リーヴス)は、看護師の妻と共に目的もなく漫然と日々を過ごしていた。ある日、高校時代の悪友たちから野球の試合に誘われ、車を銀行の前に停めて待っていたところ、突然ベルが鳴る。知らないうちに彼は強盗の運転手にさせられていたのだ。逮捕されたヘンリーは仲間の事を一言も喋らず、懲役3年の刑に服する。刑務所で同房になったのは詐欺犯のマックス(ジェームズ・カーン)。彼は、ヘンリーに意義ある人生を送るようアドバイスする。そして1年後。仮釈放されたものの、妻が他人の子を身籠っていることを知って家を去るヘンリー。雪が降る中、強盗のあった銀行の前にぼんやり立っていた彼は、突然クルマにはねられる。あわててクルマから飛び出してきたのは、舞台女優のジュリー・イワノワ(ヴェラ・ファーミガ)。彼女は隣の劇場でチェーホフの『桜の園』の主人公ラネーフスカヤを演じることになっていた。大した傷もなく、これをきっかけにジュリーと知り合ったヘンリーは、劇場と銀行の間に古いトンネルが存在したことを知り、あることを思いつく。やってもいない銀行強盗で刑務所に入ったのだから、銀行から金を頂いてもいいだろう……。やがて刑務所から出所したマックスを巻き込み、劇場から銀行までトンネルを掘る計画を立てる。それはまず、マックスを劇場のボランティア・マネージャーに仕立て上げ、続いてヘンリーが劇団員に応募するというものだった。計画は順調に進み、トンネル掘りが開始。だがやがて、ヘンリーは自分に舞台俳優の才能があることに気付くとともに、ジュリーに対する恋心を自覚してゆく。ある夜ついに、ジュリーに身に覚えのない犯罪で刑務所に入っていたことと、これからの計画を打ち明けるが……。
「フェイク・クライム」の解説
「地球が静止する日」のキアヌ・リーヴス主演で贈るクライム・サスペンス。知らぬ間に強盗の片棒を担がされた男が刑務所から出所後、服役した借りを返そうと、実際に銀行強盗を計画するが……。共演は「マイレージ、マイライフ」でオスカーノミネートのヴェラ・ファーミガ、「ゴッドファーザー」のジェームズ・カーン。
キアヌ・リーヴスが、製作と主演を務めたクライム・サスペンス。知らないうちに銀行強盗の共犯にされ、3年もの刑期を務めたヘンリー。因縁の銀行と隣接する劇場の間に古いトンネルがあることを知った彼は、銀行から大金を奪う計画を思いつく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年11月26日 |
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キャスト |
監督:マルコム・ベンビル
出演:キアヌ・リーヴス ジェームズ・カーン ヴェラ・ファーミガ ジュディ・グリア ピーター・ストーメア ビル・デューク フィッシャー・スティーブンス ダニー・ホック |
配給 | プレシディオ |
制作国 | アメリカ(2010) |
上映時間 | 108分 |
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