シネマ歌舞伎 女殺油地獄(2009年上演/仁左衛門) 作品情報
しねまかぶきおんなごろしあぶらじごく
大阪天満の油屋河内屋の息子・与兵衛(片岡仁左衛門)は、店の有り金を持出しては馴染の芸妓小菊(片岡秀太郎)に入れあげている。金に困った与兵衛は、父・徳兵衛(中村歌六)に金策を断られるや逆上して家族に暴力を振るう。見かねた母・おさわ(片岡秀太郎)が勘当を迫ると自棄を起こして家を飛び出すが、借金の返済が迫り、途方に暮れる。一方、徳兵衛とおさわは同業の豊嶋屋七左衛門(中村梅玉)の女房・お吉(片岡孝太郎)を訪ね、与兵衛を家に帰るよう諭してくれと涙ながらに頼み、銭を預けて帰って行った。このやりとりを物陰で密かに聞いていた与兵衛は、その親心に涙を流し、銭を受け取る。しかし借金額には程遠い為、お吉に借金を申し出るのだが、断固として拒絶されてしまう……。
「シネマ歌舞伎 女殺油地獄(2009年上演/仁左衛門)」の解説
近松門左衛門原作による人気演目をシネマ歌舞伎として映像化。複雑な家庭環境により荒んだ生活を送る若者の哀感と狂気を描く。片岡仁左衛門が1964年に初演し(当時片岡孝夫)、出世作となった河内屋与兵衛を演じ、子・孝太郎と孫・千之助との親子三代での共演も話題を呼んだ2009年6月の歌舞伎座さよなら公演の舞台。2011年6月18日より東劇、ミッドランドスクエアシネマにて先行公開。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年6月25日 |
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キャスト |
原作:近松門左衛門
出演:片岡仁左衛門 片岡孝太郎 坂東彌十郎 片岡千之助 坂東新悟 中村梅枝 片岡市蔵 市川右之助 大谷友右衛門 中村歌六 片岡秀太郎 中村梅玉 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2011) |
上映時間 | 110分 |
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