月あかりの下で ある定時制高校の記憶 作品情報

つきあかりのしたであるていじせいこうこうのきおく

舞台は1学年1クラス、全校生徒120人足らずの埼玉県立浦和商業高校定時制のあるクラス。かつて学校で夢をつぶされた若者たちが、再びその夢を語ることができた場所。それはやはり学校だった。夜間定時制高校は、様々な理由で全日制高校に進めない青少年に対し、高校教育を受ける機会を与えるために設置された課程。近年では、急速に進む少子高齢化など、様々な社会環境や産業構造の変化により縮小傾向にある。だがそこは今、働く若者たちの学びの場であり、小、中学校で不登校、高校を中退した若者たちの再出発の場となっていた。派手なメイクで装って教師に暴言を吐く生徒、家庭内暴力が原因で登校できなくなった生徒。ある生徒は明るい笑顔が魅力だったが、実は自傷行為を繰り返していた。家庭や社会の歪みに傷ついたやわらかな心。そんな若者たちが、大家族のような学校の中で悩み、ぶつかり、支えあって過ごした日々と、その先に見えた希望。2002年の入学から卒業までの4年間、そしてその後へ。生徒一人ひとりに寄り添った貴重な映像。人の絆が人を育てる。今を悩み、懸命に生きるすべての人に……。

「月あかりの下で ある定時制高校の記憶」の解説

様々な理由から全日制高校を諦め、定時制高校に通う若者たち。事情を抱えた彼らの入学から卒業までを追ったドキュメンタリー。時代の流れによって縮小傾向にある定時制高校が、行き場を失った若者たちの受け皿となっている実態を捉える。監督は、元高校非常勤講師で定時制高校のテレビドキュメンタリーを制作した太田直子。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2010年8月21日
配給 グループ現代
制作国 日本(2010)
上映時間 115分
公式サイト http://tsuki-akari.com/

ユーザーレビュー

レビューの投稿はまだありません。

「月あかりの下で ある定時制高校の記憶」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。

最終更新日:2022-07-26 11:03:32

広告を非表示にするには