P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2023-10-08
本篇は福島からの兵士として出兵した正人の父親の記憶への旅路とトオイという泰国民の幼年の記憶への旅路が交錯するロードムービー風なドキュメント映画。ナレーションの鶴田真由は東京工芸大上映会のguestで監督との対談で浮遊感溢れる文体の映像化の内面性と詩情感等を語り合った
ここうのめす
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本篇は福島からの兵士として出兵した正人の父親の記憶への旅路とトオイという泰国民の幼年の記憶への旅路が交錯するロードムービー風なドキュメント映画。ナレーションの鶴田真由は東京工芸大上映会のguestで監督との対談で浮遊感溢れる文体の映像化の内面性と詩情感等を語り合った
最初から最後までスムーズに展開していきますが、ストーリーや演技もリアルで引き込まれました。当麻先生の特殊(笑)なキャラクターがとても印象に残り、他の医療ドラマとは一味違うなと感じました。
急展開過ぎる設定は、多少無理がある。
但し、医療業界の閉塞感は、十二分に伝わる作品だと思う。
法では認められてない脳死肝移植をやってのける当麻医師。堤真一の演技が冴える。看護師浪子の日記の回想という形で、ストーリーが進む辺りも良かった。医師に対する尊敬の念以外に、ほのかな恋心があったように思われる。脇役の、余貴美子もとても良かった。
どんな業界にも通じるものがありますね。医者の世界だけではないと思いますが、当麻さんの頑張りは良かったです。だいぶ以前に漫画で描かれていた人物と堤さんは、少しイメージが違いましたが、問題はありませんでした。ただ、警察の対応やドナーがあまりにも近い所にいたなど、多少の無理は否めませんでしたね。
監督の役者に対する愛情を感じるフィルムだった。絶妙な配役にそれが表れていた。原作未読なので分からないが映画は淡々としている。手術の生々しさも加わりその淡々とさ加減が逆にリアルに感じた。劇的にしない演出に長く感じる瞬間もあったけど、仕事をしている人間には見終わった後に向き合う姿勢を静かに再考させる作品だと思う。ああいう畏敬の念を起こさせる人に出会えるのは幸運だと思う。
命 を重んじる医師の姿勢に、爽やかに感動した!!
涙もこぼれるが、 所々 笑いもちりばめられており、夏川結衣 良かったし、終わり方も良い!
タイトルにひかれて観ました。
こんな先生に診てもらいたいと思いました。自分が医者なら患者さんの為より、保身に走ってしまいそう。この医者はすばらしい!
あと、肝臓ってあんなにデカイんだと、驚きました(笑)
真摯に医療に取り組む映画の主人公の医師と看護師ほか医療関係従事者の姿に感動した。是非映画館でみてもらい映画作品だ。
試写会観てきました。テーマがテーマだけに、重い内容かと思いきや、随所に笑いがあり楽しめました。堤真一がシブイ。圧倒的な存在感で、本物の医師に見えました。手術シーンが生々しく、ちょっと目を覆いたくなったけど、観ていてふと涙がこぼれる、そんなシーンがいっぱいで、とてもいい作品でした。
すごくよかった。浪子が変わっていく様子が素敵だった。男と女なので当麻先生に対する浪子の感情は恋のようにも見えるが、私には恋よりも純粋なものに思えた。心から敬愛できる相手に出会えた彼女は幸せだったのだろうと思う。