めがね 作品情報
めがね
春のまだ浅い頃。とある南の海辺の小さな町に、タエコ(小林聡美)という女性がひとり旅でふらりとやってくる。ハマダという小さな宿にたどり着いたタエコは、ユージ(光石研)という主人に出迎えられる。翌朝、宿の一室で目覚めたタエコの足元に、不思議な雰囲気を持つサクラ(もたいまさこ)の姿があった。サクラは毎朝、町の人たちと共に自作の「メルシー体操」を浜辺で行い、そのあとはカキ氷の店を開いている。そして泊り客でもないのに、やる気のなさそうな高校教師ハルナ(市川実日子)が、いつも宿周辺でぶらぶらしている。あまりの独特なノリにたじろいだタエコは、別の宿に移る決心をする。だがマリン・パレスという宿の女主人・森下(薬師丸ひろ子)に出迎えられたタエコは、危険な雰囲気を察知して、すぐに踵を返す。そして道に迷っていたところをサクラに助けられ、またハマダに戻ってきた。それからは徐々に、ハマダでの生活に馴染んでいくタエコ。編み物をしたり、釣りをしたり、ただ海を眺めたり、気ままに日々を過ごすうち、彼女の心の枷がゆっくりと外れていく。数日後、タエコを「先生」と呼ぶ青年・ヨモギ(加瀬亮)がハマダに現れ、すぐにここの生活に溶け込む。いつしか全員めがねを掛けた五人は、お互いの素性もよく知らないまま、奇妙な連帯感で結ばれていった。だがやがて季節の変わり目が訪れると、サクラの姿はいつのまにかなく、タエコも元の生活に戻って行く。そうして季節が巡り、春の訪れと共にサクラがやって来ると、タエコもヨモギも再びここに集っているのだった。
「めがね」の解説
南の海辺を訪れたひとりの女性が、宿に集まる人たちと交流を深めていくハートウォーミング・ムービー。出演は「かもめ食堂」の小林聡美、もたいまさこ、「ユメ十夜」の市川実日子、「それでもボクはやってない」の加瀬亮、光石研。監督は「かもめ食堂」の荻上直子。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年9月22日 |
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キャスト |
監督:荻上直子
出演:小林聡美 市川実日子 加瀬亮 光石研 もたいまさこ 橘ユキコ 中武吉 荒井春代 吉永賢 里見真利奈 薬師丸ひろ子 |
配給 | 日活 |
制作国 | 日本(2007) |
上映時間 | 106分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.57点★★★★☆、14件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-08-14
紺野美沙子のナビゲートするNHKラジオFM音楽遊覧紀行で本篇から大貫妙子の歌も。食事シーンも,自転車のシーンも佳く