輝く夜明けに向かって 作品情報

かがやくよあけにむかって

1980年、南アフリカ北部の炭田地帯。仕事熱心なパトリックはセクンダ石油精油所で、監督をするかたわら、近所の子供たちを集めてサッカー・チームのコーチをしていた。パトリックは政治に無関心。一方で政府のアパルトヘイト政策を忠実に遂行しようとする公安部テロ対策班のニック・フォス大佐(ティム・ロビンス)は、テロリストの発見と一掃に心血を注いでいた。パトリックはチームを引き連れてサッカー大会に出場し、ついに決勝戦進出を果たす。ところがそのためには仕事を休まなければならず、プレシャスに頼んで病気の診断書を偽造する。見事に優勝を勝ち取ったその夜、別れたはずの愛人ミリアム(テリー・フェト)と、その息子と会う。そして帰路の途中、暗闇を照らす炎を目にする。それは反体制勢力がセクンダ石油製油所を攻撃した証。ついにテロ対策班の捜査の手がパトリックにも及ぶ。容疑は製油所爆破に加担したというものだった。ニックはパトリックに拷問をしながら、自白を強要。パトリックは残してきた家族の姿を見せられた時、真実を語らざるを得なかった。ところがその言葉すら、ニックは信じようとはしない。そして、ニックたちは事もあろうにプレシャスを拷問。あまりにも酷いやり方に怒り狂うパトリックは、「あの夜、フェンスを破って精油所に侵入した」と嘘の自白をする。やがてパトリックは釈放された。しかしこの出来事がきっかけで、モザンビークの首都マプトにあるANC本部に身を寄せていた。パトリックはコードネーム“ホットスタッフ”として厳しい訓練に参加。決意を新たにしたパトリックは、作戦部長のジョーにセクンダ石油精油所の爆破計画を進言。今や<自由の戦士>に変貌したパトリックは、アンゴラで軍事訓練を受けた後、単独でセクンダへと舞い戻ってきた……。

「輝く夜明けに向かって」の解説

1980年、南アフリカ。国全体をアパルトヘイト(人種隔離政策)の過酷な状況が包む中での恐ろしい爆破計画を巡る黒人と白人のドラマ。監督は「愛の落日」のフィリップ・ノイス。出演は「ミスティック・リバー」のティム・ロビンス。主人公パトリックを、「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」のデレク・ルークが演じる。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2007年1月27日
キャスト 監督フィリップ・ノイス
出演ティム・ロビンス デレク・ルーク ボニー・ヘナ ムンセディシ・シャバング ツミショ・マーシャ シセムビソ・キュマロ テリー・ペト ミシェル・バーガース マルコム・パーキー
配給 UIP
制作国 フランス イギリス 南アフリカ アメリカ(2006)
上映時間 101分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:36

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