赤線 AKA-SEN 作品情報
あかせん
終戦直後の日本。連合軍の申し入れにより公娼は廃止される。そこで、吉原や新宿二丁目の娼館はカフェという名目で営業を再開、警察も特定の地域での売春を公認した。地図の上に赤い線で印をつけられたその街は「赤線」と呼ばれた。娼館やストリップ小屋が建ち並ぶ歓楽街に男たちは夜な夜な集まってくる。渦巻く欲望・闇雲なエネルギー、でもちょっと淋しげな赤い灯りはどこか懐かしくて、それでいて新鮮。やさぐれキッチュな町並みを舞台に、今宵もまた出会いと別れがループする。強姦の罪で投獄されていたイゾウは、暗い牢屋から欲望渦巻く夜の街・赤線へと飛び出す。そこで、家出少女のスイカを娼館に売りはらって久々の自由を謳歌しようと企む。一方、作家であり昭和を代表する遊蕩児、カフウは近ごろ調子が出ず、悩みを抱え色街をさまよっていた。イゾウとカフウは、赤線の娼館`キムラヤ’の看板娼婦、シズモに出会う。強引なイゾウと知的なカフウの間で気持ちが揺れ動いていくシズモだが……。
「赤線 AKA-SEN」の解説
「壊音 KAI-ON」「日雇い刑事」の奥秀太郎監督が終戦直後の日本を舞台に描いた異色のラブ・ストーリー。中村獅童の映画初主演作品であり、相手役に「紀雄の部屋」のつぐみ。ほか舞台で活躍する小松和重、荒川良々が共演する。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年7月10日 |
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キャスト |
監督:奥秀太郎
出演:中村獅童 つぐみ 小松和重 片山佳 荒川良々 今奈良孝行 |
配給 | NEGA DESIGN WORKS |
制作国 | 日本(2004) |
上映時間 | 90分 |
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