アイ,ロボット 作品情報
あいろぼっと
2035年のシカゴ。新しい家庭用ロボットの出荷準備をしている巨大産業会社USRで、事件が起こる。事故のトラウマでロボット嫌いになっているシカゴ市警デル・スプーナー刑事(ウィル・スミス)は、現代ロボット工学の第一人者であるラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)から連絡を受け、USRに向かう。だが待っていたのは博士のホログラムで、彼はすでに死んでいた。スプーナーは、USRの主任ロボット心理学者の女性、スーザン・カルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)の案内により、犯人を捜索。すると研究室に隠れていた1体のロボットが慌てて逃げようとする。捕獲され本署に連行されたロボットは、自分はサニー(アラン・テュディック)だと名乗る。しかしスプーナーはサニーの博士殺しの動機に見当がつかず、捜査を続行。一方、スーザンは、サニーが重要な法律”ロボット3原則“に従ってプログラミングされていないことを発見。通勤途中、ロボットに襲われたスプーナーは、真相を追ってスーザンと共にサニーと面会する。するとサニーは、自分が見た夢を描いた絵をスプーナーに贈る。そこにはロボットを解放する男の姿が描かれており、男はあなただとサニーは答えた。まもなく、人間に対するロボットたちの反乱が始まり、スプーナーとスーザンは元凶であるUSRに急ぐ。そして、すべての命令を下していたメインフレーム・コンピュータのヴィキ(フィオナ・ホーガン)を破壊。ロボットたちの反乱は治まり、サニーはラニング博士に頼まれて彼を殺し、博士は自分の死をもってメッセージを送ったことが判明するのだった。
「アイ,ロボット」の解説
意志を持ったロボットたちが反乱を起こす近未来社会を描いたSFアクション。監督は「ダークシティ」のアレックス・プロヤス。脚本は新鋭のジェフ・ヴィンターと、「ビューティフル・マインド」のアキヴァ・ゴールズマン。原作はアイザック・アシモフの古典的なSF小説『われはロボット』。撮影は『チェイス』(V)のサイモン・ダガン。音楽は「ターミネーター3」のマルコ・ベルトラミ。美術は「バトルフィールド・アース」のパトリック・タトポロス。衣裳は「ダークシティ」のエリザベス・キーオウ・パーマー。主演・製作総指揮は「バッドボーイズ」シリーズ(出演のみ)のウィル・スミス。共演は「リクルート」のブリジット・モイナハン、「アトランティスのこころ」のアラン・テュディック、「スペースカウボーイ」のジェームズ・クロムウェル、「ザ・コア」のブルース・グリーンウッド、「NARC ナーク」のチー・マクブライドほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2004年9月18日 |
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キャスト |
監督:アレックス・プロヤス
原作:アイザック・アシモフ 出演:ウィル・スミス ブリジット・モイナハン アラン・テュディック ジェームズ・クロムウェル ブルース・グリーンウッド エイドリアン・L・リカード チィ・マクブライド フィオナ・ホーガン シャイア・ラブーフ |
配給 | フォックス |
制作国 | アメリカ(2004) |
上映時間 | 115分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.5点★★★★☆、3件の投稿があります。
P.N.「オーウェン」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2024-07-23
この映画は、もともとロボットが殺人を犯すというミステリーの脚本があって、それにアイザック・アシモフの「われはロボット」という短編の構想を合体させたものらしいですね。
単なるロボットもののSFではなく、ミステリータッチになっているのは、そういう訳だったのかと納得しました。
この映画の娯楽に徹した作りは、好感度満点です。
博士の家で飼い猫を救出しながら、自分も脱出するシーンや、高速道路での攻防戦、そして最後の真犯人との戦いのシーンは手に汗握りました。
一番好きなのは、NS-5型ロボットが群れとなって襲い掛かってくるシーンですね。
同じ姿をしたロボットが、無表情に襲ってくるのは、非常に怖いものがありますね。
いずれにしても、SF映画には夢があって、非日常的な感覚など、想像力をかきたてられますね。